モルモン教神殿

末日聖徒イエス・キリスト教会の神殿の概要

末日聖徒イエス・キリスト教会（LDS）の神殿は、会員たちによる結婚式や、故人のためのバプテスマなどが行われる神聖な建築物です。これらの儀式は教会の重要な信仰に基づいており、そのための特別な場所が各地に設けられています。

歴史

最初に建設された神殿はアメリカのオハイオ州にあるカートランド神殿であり、以来、神殿は世界中に広がりを見せています。2016年の時点で、45カ国に149の神殿が存在し、日本国内にも東京、福岡、札幌の3か所にそれぞれの神殿があります。特に東京神殿は1980年に完成し、アジア初の神殿としての位置づけを持っています。これ以前は、日本の末日聖徒はハワイにある神殿まで足を運ぶ必要がありましたが、福岡県に神殿ができた2000年以降、九州、四国、中国地方の会員にとっては便利な信仰の場となりました。また、2016年に札幌神殿が建設されたことで、北海道と東北地方に住む会員も近隣に神殿を持つことができました。

神殿の特徴

末日聖徒イエス・キリスト教会における結婚式は、伝統的な形式とは異なる点がいくつかあります。一般的な結婚式で見られるバージンロードは存在しないため、神殿での結婚式は独自の形を持っています。この他にも、神殿で行われる死者のためのバプテスマは、12歳以上の会員が行う儀式であり、参加するためには地元教会のビショップとの面接を受け、その許可が必要となります。このように、神殿での儀式には特別な意義とルールが存在します。

神殿の一覧

末日聖徒イエス・キリスト教会の神殿は、地域ごとに分けることができます。以下に、いくつかの主要な地域の神殿を挙げます。

アメリカ合衆国の神殿

• - カリフォルニア州ロサンゼルス神殿
• - テキサス州ダラス神殿
• - ニューヨーク州ニューヨーク神殿◎

カナダの神殿

• - オンタリオ州トロント神殿◎
• - アルバータ州エドモントン神殿

メキシコの神殿

• - メキシコシティ神殿◎

南アメリカの神殿

• - ブラジルのサンパウロ神殿◎

アジアの神殿

• - 日本東京神殿
• - 日本福岡神殿
• - 日本札幌神殿

ヨーロッパの神殿

• - 英国ロンドン神殿◎

アフリカの神殿

• - ガーナアクラ神殿◎

末日聖徒イエス・キリスト教会の神殿は、信者にとって重要な信仰の場であり、神殿での特別な儀式や結婚式は彼らにとってかけがえのない経験を提供しています。今後も神殿は、さらなる地域へと広がり、信者の精神的な拠り所としての役割を果たし続けるでしょう。

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