モンタ・エリス

モンタ・エリス：NBAのスラッシャー

モンタ・エリス（Monta Ellis）は、1985年10月26日生まれ、アメリカ合衆国ミシシッピ州ジャクソン出身のバスケットボール選手です。NBAのゴールデンステート・ウォリアーズなどでシューティングガードとして活躍しました。

学生時代とNBA入り

エリスは、地元のラニアー高校に進学。2005年には、パレードマガジン誌の最優秀高校生にグレッグ・オデンと共に選出されるなど、早くからその才能を発揮していました。大学には進学せず、2005年のNBAドラフトでゴールデンステート・ウォリアーズから2巡目40位で指名され、プロの道へ進みます。

ゴールデンステート・ウォリアーズ時代

1年目の2005-06シーズンは、当初出場機会に恵まれませんでしたが、シーズンが進むにつれて徐々に出場時間を増やし、レギュラーシーズン終盤には先発も経験。最終戦では27得点8リバウンド6アシスト3スティールを記録するなど、そのポテンシャルを見せつけました。

2年目の2006-07シーズンには、開幕から先発に抜擢され、バロン・デイビスと共にチームを牽引。ドン・ネルソンヘッドコーチの助言もあり、シューティングガードだけでなくポイントガードもこなすようになりました。このシーズンは、ベンチからの出場が多かったものの、目覚ましい成長を見せ、MIP（Most Improved Player）を受賞しました。

その後のキャリア

2012年3月には、トレードでミルウォーキー・バックスへ移籍。その後、2013年7月にダラス・マーベリックスと3年総額2,500万ドルの契約、2015年7月にはインディアナ・ペイサーズと4年総額4,400万ドルの契約を結びました。しかし、ペイサーズではチームの方向転換により、2017年7月にバイアウトでチームを去ることとなりました。2019年にはNBA復帰を目指しワークアウトを行っています。

プレイスタイル

エリスは、191cmとNBAのガードとしては小柄ながら、高い運動能力を誇るオフェンシブな選手です。優れたスピードと跳躍力を武器に、ペイントエリアに切り込んで得点を量産する「スラッシャータイプ」として知られています。3Pシュートの精度は高くありませんが、要所で決めることも可能です。また、ディフェンスではスティール能力も持ち合わせています。一方で、ターンオーバーが多いという課題も抱えています。

個人成績

（個人成績については、原文の表を参照してください）

モンタ・エリスは、その爆発的な得点力とアグレッシブなプレイスタイルで、多くのファンを魅了した選手でした。今後の活躍にも期待したいところです。

外部リンク

選手の通算成績と情報 NBA
選手の通算成績と情報 NBA日本
* 選手の通算成績と情報 Basketball-Reference

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