モンティ・ウィリアムズ

モンティ・ウィリアムズ（Tavares Montgomery Williams, 1971年10月8日 - ）は、アメリカ合衆国バージニア州フレデリックスバーグ出身の元プロバスケットボール選手であり、現在は指導者としてその手腕を発揮しています。

選手としてのキャリア

ノートルダム大学卒業後、1994年のNBAドラフトでニューヨーク・ニックスから1巡目24位指名を受け、プロのキャリアをスタートさせました。ニックスでの2年間を経て、サンアントニオ・スパーズに移籍。グレッグ・ポポヴィッチの下で2シーズンをプレーし、ポポヴィッチ門下生の一人として知られています。その後、オーランド・マジック、デンバー・ナゲッツ、フィラデルフィア・76ersで計4シーズンをプレーし、NBA選手としての通算成績は、2,884得点、1,296リバウンド、544アシストを記録しました。

指導者としてのキャリア

2005年、ポートランド・トレイルブレイザーズのアシスタントコーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタート。5シーズンに渡りアシスタントコーチを務めた後、2010年にニューオーリンズ・ホーネッツのヘッドコーチに就任しました。ホーネッツでは、2014-15シーズンに45勝37敗の成績を収め、チームを4年ぶりのプレーオフに導きましたが、1回戦でゴールデンステート・ウォリアーズに4連敗を喫し、2015年5月に解任されました。

2015-16シーズンは、オクラホマシティ・サンダーの第1アシスタントコーチとしてビリー・ドノバンを支えましたが、シーズン中に夫人を交通事故で亡くすという悲劇に見舞われました。家族との時間を優先するため、残りのシーズンを休養し、シーズン終了後に退任しました。

2016年9月、サンアントニオ・スパーズのバスケットボール関連部門の副社長に就任。2018年6月には、フィラデルフィア・76ersのアシスタントコーチに就任しました。

2019年5月、フェニックス・サンズのヘッドコーチに就任。2020-21シーズンには、チームを28年ぶりにNBAファイナルに導きましたが、ミルウォーキー・バックスに2勝4敗で敗れました。2023年5月にサンズのヘッドコーチを解任された後、同年6月にはデトロイト・ピストンズのヘッドコーチに就任しています。

指導者としての評価

ウィリアムズは、選手の能力を最大限に引き出す手腕に定評があります。また、マイク・シャシェフスキーの下で、USAナショナルチームのアシスタントコーチも務めています。

ヘッドコーチとしての成績は以下の通りです。

ニューオーリンズ・ホーネッツ (2010-2015): 173勝221敗
フェニックス・サンズ (2019-2023): 194勝115敗
* デトロイト・ピストンズ (2023-):

モンティ・ウィリアムズは、選手、指導者として豊富な経験を持ち、そのリーダーシップと育成能力で、今後のバスケットボール界に更なる貢献をすることが期待されています。

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