モンロー郡 (ケンタッキー州)

モンロー郡の概要

モンロー郡は、アメリカ合衆国ケンタッキー州の南部に位置する郡です。2010年の国勢調査によると、人口は10,963人で、2000年の11,756人から6.7%減少しています。郡庁所在地はトンプキンズビル市であり、郡内で最も人口が多い都市です。

この郡は、アルコール飲料の販売が禁止されている「ドライ郡」として知られています。郡名と郡庁所在地の名前の由来が、それぞれ大統領と副大統領にちなんでいるという点で、アメリカ合衆国にある3,000以上の郡の中でもユニークな存在です。

歴史

モンロー郡は1820年に設立され、第5代アメリカ合衆国大統領ジェームズ・モンローに因んで名付けられました。郡庁所在地であるトンプキンズビル市は、ダニエル・トンプキンズ副大統領にちなんで命名されました。両者は1817年から1825年まで在任していました。

南北戦争中、南軍のジョン・ハント・モーガン将軍が1862年7月9日にケンタッキー州を襲撃しました。モーガン率いる襲撃隊はテネシー州から侵入し、モンロー郡を守備していた北軍部隊を攻撃、北軍兵を捕獲し、物資を略奪しました。

エイブラハム・リンカーン大統領の親戚であるトマス・リンカーンが、現在のモンロー郡メシャック・クリーク地域に住んでいました。彼は1802年と1804年にカンバーランド郡の警官を務めた後、1810年にケンタッキー州を離れました。

郡内には、「昔のマルキー集会所州立歴史史跡」があります。この公園には、宗教復興期の1804年に建てられた州内で最も古い丸太造りの集会所があります。この場所には、アメリカ独立戦争の軍人や開拓者が多く埋葬されています。集会所は12角形をしており、三位一体を象徴する3つのドアがあります。この集会所は、フィリップ・マルキーに率いられたバプテスト開拓者によって設立されました。1931年に州立公園に加えられました。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局によると、郡の総面積は332.11平方マイル（860.2平方キロメートル）で、そのうち陸地が330.81平方マイル（856.8平方キロメートル）、水域が1.30平方マイル（3.4平方キロメートル）です。水域率は0.39%です。

隣接する郡

北西: バーレン郡
北東: メトカーフ郡
東: カンバーランド郡
南東: クレイ郡（テネシー州）
南西: メイコン郡（テネシー州）
西: アレン郡

人口動態

以下は2000年の国勢調査による人口統計データです。

（省略）

都市と町

ファウンテンラン
ガマリール
トンプキンズビル (郡庁所在地)

未編入の町

バグタッスル
マウントハーモン

脚注

（省略）

外部リンク

MonroeCounty.KY.gov
Monroe County Online
The Kentucky Highlands Project

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