モーニン (競走馬)

モーニンの紹介

モーニン（欧字名: Moanin）は、2012年4月14日に誕生した日本の競走馬であり、現在は種牡馬としても活動しています。彼の競走馬時代の主な勝ち鞍は、2016年に制覇したフェブラリーステークスと根岸ステークスです。馬名の由来は、ジャズの名曲からきています。

経歴

3歳（2015年）

モーニンは2015年5月16日、京都競馬場で行われたダート1400mの3歳未勝利戦でデビューしました。このレースでは4番手から力強く押し切る走りを見せ、2.5倍の人気に見事応えました。続くレースも圧倒的な人気を得て2戦連続で勝利を収めました。秋になっても快進撃は続き、9月21日の阪神競馬場での新涼特別や、10月24日の秋嶺ステークスでも勝利を挙げ、4連勝を達成しました。ただし、初めて挑戦した重賞である武蔵野ステークスでは、タガノトネールとノンコノユメに屈し3着に終わりました。

4歳（2016年） - 7歳（2019年）

モーニンは2016年、年初の根岸ステークスで重賞初制覇を達成し、フェブラリーステークスへの出走権を獲得しました。続くフェブラリーステークスでは、前方に位置し、レコードタイムで優勝。このGIレースでの勝利は、彼にとって特に価値のあるものとなりました。一方、かしわ記念でのレースでは期待されたものの敗退し、その後も勝ちきれないレースが続いてしまいました。しかし、2018年3月31日のコーラルステークスで久しぶりに勝利を収め、続く韓国のコリアスプリントでの勝利によって、国際的な舞台でもその実力を証明しました。

2019年、モーニンはスワンステークスで18着に敗れた後、現役を引退しました。引退後は北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬としての新しい道を歩み始めました。

種牡馬成績

2020年に種牡馬入りしたモーニンは、初年度に190頭の牝馬に種付けを行いました。2023年5月25日には、産駒のパレスレガシーが門別で初勝利を挙げました。その後の産駒たちは、主に地方競馬で活躍し、2023年の地方競馬ファーストシーズンサイアーランキングでリーディングに輝くなど目覚ましい成績を収めています。また、中央競馬を含む総合ランキングでも上位にランクインしています。

主な産駒

モーニンの2016年以降に誕生した主な産駒には、次のような成績を残した優秀な馬たちがいます。

• - 2021年産

- ブルーサン（2024年雲取賞）
- ヨシノヒローイン（2023年フルールカップ）
- ミヤギヴァリアント（2023年若駒賞）
- スティールアクター（2024年スプリングカップ、ジュニアグローリー）
- ムーンオブザサマー（2024年佐賀ユースカップ）

• - 2022年産

- リオンダリーナ（2024年リリーカップ、園田プリンセスカップ）
- ランベリー（2024年ゴールドジュニア）

これらの産駒たちは、今後もさらなる成長と活躍が期待されています。モーニンはその実績から、多くの注目を集める種牡馬として地位を確立しています。

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