モーリス楽器製造

モーリス楽器製造株式会社のご紹介

モーリス楽器製造株式会社は、長野県松本市にあるギターメーカーで、1961年に創業しました。会社初のアコースティックギターの製造は1967年のことで、当時は「芳野楽器」という名前でした。1972年に社名をモーリス楽器製造株式会社に変更し、現在の「MORRIS」ブランドでの製造が始まり、以降、数々の人気ギターを世に送り出しています。

沿革

• - 1961年1月：創業。
• - 1967年3月：長野県松本市芳野町でアコースティックギターの製造を開始。
• - 1972年2月：社名をモーリス楽器製造株式会社に変更し、MORRISブランドでの量産をスタート。
• - 2002年9月：松本商品センターが完成し、検品・在庫管理・流通システムが整備される。
• - 2010年4月：「フィンガーピッキング・デイ」の10周年を祝うイベントを開催。

モーリス楽器は1970年代のフォークブームにおいて、アコースティックギターの生産に多大な貢献をしました。特に「モリダイラ楽器」が発表したモーリスギターの人気は絶大で、「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」といったキャッチフレーズのCMにより、多くのギタリストから支持を受けました。1970年代には、オールナイトニッポンのスポンサーとなり、谷村新司や堀内孝雄などがCMキャラクターを務め、年間30万本以上のギターを製造していた時期もあります。

2000年には、モリダイラ楽器の社長である皆川洋一が社長に就任し、翌2002年には森平茂生が専務に就任。彼は、日本国内工場の閉鎖に反対し、高級ギターブランドへの戦略転換を図りました。その後、モーリス楽器は様々なギターシリーズを展開し、特にフィンガーピッカー向けのSシリーズなどが注目を集めています。「新生Morris～大量生産から、半手工品へ～」というキャッチフレーズのもと、質の高いギター作りを続けています。

現在、代表取締役支配人の山田博文のもと、取締役部長の森中巧がマスタールシアーとして活動しています。彼は著名なプロミュージシャンのカスタムモデルや、オーダーメイドも手掛けています。特に、堀内孝雄や岡崎倫典、打田十紀夫、南澤大介といったアーティストとのコラボが高い評価を受けています。

製品ラインナップ

モーリス楽器製造株式会社が展開する主な製品ラインには、以下の３つがあります。
1. ルシアーメイド・プレミアムシリーズ：ハンドメイドで生産された高品質なギター。
2. ハンドメイド・プレミアムシリーズ：複数の職人による共同作業で製造される高品質ギター。
3. パフォーマーズ・エディションシリーズ：海外で生産されるが、全数検品され、質が保証されています。

パフォーマーズ・エディションシリーズはオフショア製品でありながら、松本工場での専門職人による細かい調整が施され、国産に近い品質を持つ楽器として、多くの初心者や愛好者に安心して利用されています。

モーリス楽器製造株式会社は、今後も高品質なギターを提供し続けることで、さらなる成長を目指しています。

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