ヤマハ・MT-25

ヤマハMT-25/MT-03：都会の疾風を捉えたスタイリッシュなロードバイク

ヤマハ発動機から発売されているMT-25とMT-09は、都会のダイナミックな走りをイメージしたMTシリーズに属するオートバイです。兄弟車ともいえる両モデルは、共通のシャープでアグレッシブなデザインと、力強いエンジン性能を兼ね備えています。ここでは、それぞれのモデルの特徴を詳しく見ていきましょう。

MT-25：250ccクラスの俊敏性と扱いやすさ

MT-25は、250ccクラスのロードスポーツバイクとして、軽快な走りと扱いやすさを両立させています。心臓部となるエンジンは、YZF-R25/R3シリーズで実績のある直列2気筒をベースに、トルク特性を重視した『クロスプレーンコンセプト』に基づいて改良が加えられています。180°クランクを採用することで、スムーズで力強い加速を実現しています。

コンパクトな燃焼室と、高精度な吸排気バルブ、軽量で高強度の鍛造ピストン、そして2-1エキゾーストパイプとショートマフラーの組み合わせにより、優れた出力特性と軽快なハンドリングを実現しています。車体中央下部へのマフラー配置は、重量バランスの最適化にも貢献しています。

スタイリングは、MTシリーズ共通のシャープで躍動感のあるデザイン。都会のストリートに溶け込む、洗練されたフォルムが魅力です。カラーバリエーションも豊富に用意されており、ライダーの個性を表現することができます。2017年には、ディープパープリッシュブルーメタリックC、マットグレーメタリック3、マットブラック2といった新色が追加されました。

MT-03：320ccクラスのパワフルな走り

MT-03は、MT-25の上位モデルとして位置づけられる320ccクラスのロードスポーツバイクです。MT-25と同様に、MTシリーズのデザインコンセプトを受け継ぎ、アグレッシブでスタイリッシュな外観を持っています。パワフルなエンジンは、街乗りからツーリングまで、幅広いシーンで高い走破性を発揮します。

MT-03は、2006年から2013年まで販売されていた旧モデルとは全く異なる新型モデルです。MT-25と同様にインドネシアで先行発売され、その後日本市場にも導入されました。その高い信頼性と実用性から、陸上自衛隊でも警務用オートバイとして採用されています。

両モデル共通の設計思想

MT-25とMT-03は、それぞれ異なる排気量ながら、共通の設計思想に基づいて開発されています。それは、軽快なハンドリングと力強い加速感、そしてスタイリッシュなデザインという、ライダーの心を掴む要素を高いレベルで融合させるというものです。

両モデルとも、ヤマハ発動機が培ってきた技術とノウハウが惜しみなく投入されており、高い品質と信頼性を誇っています。街中での気軽な走行から、ワインディングロードでのスポーティなライディングまで、幅広いシチュエーションでライダーの期待に応えてくれる一台です。

まとめ

ヤマハMT-25とMT-03は、それぞれ異なる排気量ながら、共通の設計思想とデザインコンセプトに基づき、高い走行性能とスタイリッシュなデザインを両立させた魅力的なオートバイです。街乗りからツーリングまで、様々なシーンで活躍してくれるでしょう。それぞれのモデルの個性と魅力を理解した上で、最適な一台を選んでいただければと思います。

もう一度検索