ヤンニクラス・シュトックリン

ヤンニクラス・シュトックリン（Jan-Niclas Stöcklin、1990年5月11日 - ）は、ドイツ・ニーダーザクセン州リューネブルク出身の野球選手で、主に投手として活躍しています。現在は、ドイツの国内リーグである野球ブンデスリーガのマインツ・アスレチックスに所属しています。

経歴

シュトックリンは、2012年から2013年にかけてマンハイム・トルネードスでプレーした後、2014年にマインツ・アスレチックスへ移籍しました。この年、彼は14試合に登板し、7勝3敗、防御率1.47、136奪三振という目覚ましい成績を収めました。過去2シーズンは防御率が3点台後半であったのに対し、この年は1点台と安定感が増し、大きく成長を遂げました。また、これまでイニング数の半分以上を与えていた四球も26個に減少し、制球力も向上しました。

同年、彼は第33回ヨーロッパ野球選手権大会のドイツ代表にも選出され、9月14日のイギリス戦で先発登板し、7回を12奪三振無失点に抑え、勝利投手となりました。

2015年2月17日には、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の欧州代表に、同じくドイツ出身のルーク・ゾマーと共に選出されました。しかし、残念ながら登板機会はありませんでした。

冬季には、オーストラリアのウィンターリーグであるオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)に参加し、シドニー・ブルーソックスに所属しました。ここでは、12試合に先発登板し、4勝4敗、防御率4.89、39奪三振を記録しました。また、同年のABLオールスターゲームでは世界選抜に選出されるという栄誉にも輝きました。

2016年3月には、第4回WBC予選のドイツ代表にも選出され、国際舞台での経験を積みました。

プレースタイル

シュトックリンはオーバースローの投法で、190cmの長身から投げ下ろす速球が特徴です。最速145km/h超を計測することもありますが、コントロールには課題が残ります。しかし、近年は制球力も向上しており、今後の更なる成長が期待されています。

詳細情報

記録
ABLオールスターゲーム選出：1回 (2015年)
背番号
ABL: 41 (2015-16)
代表歴
2014年ヨーロッパ野球選手権大会ドイツ代表
* 2017 ワールド・ベースボール・クラシック・ドイツ代表


シュトックリンは、ドイツ野球界を代表する投手の一人として、今後の活躍が期待されています。

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