ユタ州立大学

ユタ州立大学 (Utah State University)

ユタ州立大学（USU）は、ユタ州ローガン市に本部を置く州立の研究大学です。1888年にユタ農業大学として創立され、1957年に現在のユタ州立大学に改称されました。USUは、広範な学術プログラム、研究活動、地域社会への貢献を通じて、ユタ州および世界に貢献しています。

歴史

1888年: ユタ農業大学として創立
1890年: ユタ農業試験場設置
1896年: ビジネススクール設置
1901年: 大学色としてAggie Blue（Royal Blue and White）を採用
1957年: ユタ州立大学に改称・組織編制
1968年: ろう者向けの課程を提供開始
1988年: 新郷重夫の功績を称え新郷賞（The Shingo Prize）を創設
2010年: College of Eastern Utah（CEU）を吸収合併
2011年: ユタ州初の獣医学科設立が認可

特徴

多様な学術プログラム: 200以上の専攻科目を提供し、学士号、修士号、博士号を取得できます。
研究大学: 特に自然資源、農学、航空宇宙工学、教育学などの分野で高い評価を受けており、活発な研究活動を展開しています。
ランドグラント大学: 地域社会への貢献を重視し、教育、研究、社会貢献を通じて地域社会の発展に寄与しています。
美しいキャンパス: ローガン市の自然に囲まれた広大なキャンパスは、学生にとって快適な学習環境を提供しています。
宇宙開発: 航空宇宙工学研究所（Space Dynamics Laboratory）は、国防総省やNASA関連の研究も行っており、宇宙開発分野で重要な役割を果たしています。

キャンパス

メインキャンパスは、ユタ州ローガン市に位置し、州都ソルトレイクシティから北へ車で1時間半ほどの場所にあります。キャンパス内には、本部ビルであるOld Main Buildingをはじめ、200以上の建物があり、カンファレンスセンターを兼ねたホテル、警察・消防機構、放送局などもあります。また、メインキャンパス以外にも3つのサテライトキャンパスが存在し、ユタ州すべての行政区に事務所があります。

学術

ユタ州立大学は、特に以下の分野で高い評価を受けています。

自然資源
農学
動物学
アジア研究
航空宇宙工学
芸術
教育学

ビジネススクールは、米国の中でも歴史のある学校の一つであり、航空宇宙工学研究所は、国防総省やNASA関連の研究も行っています。

学生生活

ユタ州立大学は、学生への経済的支援が充実しており、「米国の公立大学の中で卒業までに最もお金のかからない大学」の一つにランキングされています。また、学生は、学内の店で学生カードや寮生カードを提示すれば、割引サービスなどの特典を受けることができます。

スポーツ

ユタ州立大学のスポーツチームは、「Aggie（アギー）」の愛称で親しまれています。男子バスケットボールチームは、NCAA男子[[バスケットボールトーナメント]]にほぼ毎年出場するなど、近年特に活躍を見せています。

新郷賞 (The Shingo Prize)

新郷賞は、製造業におけるリーン生産方式の普及に貢献した新郷重夫博士の功績を称え、1988年にユタ州立大学によって創設された賞です。ビジネスエクセレンスを追求する組織を評価し、表彰することで、リーン思考と実践の推進を目指しています。

著名な卒業生

ラース・ハンセン (2013年ノーベル経済学賞受賞)
ノーラン・ブッシュネル（アタリ創業者）
ジョン・ミード・ハンツマン (ハンツマン・コーポレーション創業者)

日本との関係

ユタ州立大学は、日本の複数の大学と交換留学協定を締結しています。また、人文芸術社会学部には日本語学科も設置されており、日本文化に関心を持つ学生も多く在籍しています。

まとめ

ユタ州立大学は、多様な学術プログラム、活発な研究活動、地域社会への貢献を通じて、学生の成長と社会の発展に貢献している大学です。美しいキャンパス、充実した学生生活、そして世界に貢献できる研究機会が、USUの魅力を高めています。

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