ユーロビジョン・ソング・コンテスト2011

ユーロビジョン・ソング・コンテスト2011

ユーロビジョン・ソング・コンテスト2011（第56回）は、前年大会でドイツ代表レナ・マイヤー＝ラントルートが優勝したことを受け、ドイツが主催国となり、デュッセルドルフのエスプリ・アレーナで開催されました。2011年5月10日と12日に準決勝、14日に決勝が行われました。

大会のハイライト

主催国: ドイツ（再統一後初）
会場: デュッセルドルフ、エスプリ・アレーナ
日程:
準決勝1: 5月10日
準決勝2: 5月12日
決勝: 5月14日
参加国数: 43か国
復帰国: オーストリア（2007年以来）、ハンガリー（2009年以来）、サンマリノ（2008年以来）、イタリア（1997年以来）
優勝国: アゼルバイジャン
優勝曲: "Running Scared"（エルダル・ガスモフとニガル・ジャマル）

会場選定の経緯

当初、ドイツ公共放送連盟（ARD）は23都市での開催を検討し、最終的にベルリン、ハンブルク、ハノーファー、デュッセルドルフの4都市が候補地として残りました。各都市の候補会場は以下の通りでした。

ベルリン: ベルリン・テンペルホーフ国際空港跡地
デュッセルドルフ: エスプリ・アレーナ
ハンブルク: ハンブルク展示場
ハノーファー: ハノーファー展示場

最終的に、デュッセルドルフのエスプリ・アレーナが会場として選ばれました。エスプリ・アレーナは大規模な改修工事を経て、ユーロビジョン・ソング・コンテストの観客2万4千人を収容できる規模となりました。

大会の形式

ユーロビジョン・ソング・コンテストでは、欧州放送連合への資金拠出額が大きい国々が準決勝を免除される「Big 5」制度があります。2011年大会では、ドイツ、イギリス、フランス、スペイン、イタリアが「Big 5」として、準決勝を免除され決勝に進出しました。当初は「Big 4」でしたが、今大会よりイタリアが加わり「Big 5」として扱われることとなりました。

司会

大会の司会は、アンケ・エンゲルケ、ユディット・ラケアス、シュテファン・ラープの3人が務めました。3人司会は、1999年大会、2010年大会に続いて3回目です。

各国の参加状況

43か国が参加を表明し、オーストリア、ハンガリー、サンマリノ、イタリアが復帰しました。モンテネグロは一度は参加を申請したものの、最終的に不参加となりました。スロバキアは当初、資金難により不参加を表明していましたが、国民の参加を支持する声を受けて参加を検討、最終的には参加国として大会に参加しました。

準決勝・決勝の結果

準決勝1、準決勝2を経て、それぞれ10か国が決勝に進出しました。「Big 5」の5か国と合わせて、決勝は25か国で争われました。アゼルバイジャンのエルダル・ガスモフとニガル・ジャマルの「Running Scared」が優勝し、イタリア、スウェーデンが続きました。

その他

チケットは発売後すぐに完売しました。
フォルトゥナ・デュッセルドルフは、ユーロビジョン開催期間中、ホーム競技場をパウル・ヤネス・シュタディオンに移転しました。
* オーストラリアは大会に参加できませんが、例年通りスペシャル・ブロードキャスティング・サービスによる放送が行われました。

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