ヨハネス・ルゼック

ヨハネス・ルゼック（Johannes Rydzek）は、1991年12月9日、ドイツ・バイエルン州オーベルストドルフ出身のノルディック複合選手です。

ジュニア時代からの活躍

ルゼックは早くからその才能を発揮し、2009年のノルディックスキージュニア世界選手権では、団体戦で銅メダル、個人ノーマルヒル+10kmで銀メダルを獲得し、注目を集めました。2010年のジュニア世界選手権では、個人ノーマルヒル+5km、ノーマルヒル+10kmともに4位入賞、団体戦では金メダルを獲得するなど、着実に実力を伸ばしました。

オリンピックでのメダル獲得

18歳という若さで2010年バンクーバーオリンピックの代表に選出され、ノーマルヒル+10kmでは28位に終わったものの、団体戦ではティノ・エデルマン、エリック・フレンツェル、ビョルン・キルヒアイゼンと共に銅メダルを獲得しました。このメダル獲得は、ルゼックにとって大きな飛躍のきっかけとなりました。

2018年平昌オリンピックでは、個人ラージヒル、団体戦で悲願のオリンピック初優勝を果たしました。

世界選手権での偉業

ルゼックのハイライトとも言えるのが、2017年の世界選手権です。なんと、個人ノーマルヒル、個人ラージヒル、ノーマルヒル団体、ラージヒル団体スプリントという、ノルディック複合の全種目で金メダルを獲得するという前人未到の偉業を達成しました。これは、ルゼックの卓越した技術と精神力があってこそ成し遂げられたものでしょう。

ワールドカップでの活躍

ノルディック複合・ワールドカップには2008-2009シーズンにデビューし、2011年3月12日にフィンランドのラハティで初勝利を挙げました。2017年2月27日現在でワールドカップ通算14勝を記録しています。ワールドカップでも安定した成績を残し、世界のトップ選手として活躍しています。

まとめ

ヨハネス・ルゼックは、ジュニア時代からその才能を開花させ、オリンピック、世界選手権、ワールドカップと、数々の舞台で輝かしい成績を収めてきたノルディック複合界のスター選手です。今後の活躍にも目が離せません。

外部リンク

ヨハネス・ルゼック - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
ヨハネス・ルゼック - Olympedia（英語）
* Steckbrief und Fotos

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