ヨハネス・ロバーツ

ヨハネス・ロバーツは、1976年5月24日生まれのイギリスの映画監督、脚本家、そして映画プロデューサーです。ホラーとスリラー映画を中心に活躍しており、その作品は観客を恐怖と興奮の渦に巻き込みます。

初期のキャリア

2001年、ロバーツは自己資金5,000ポンドで製作した初の長編映画『Sanitarium』で監督デビューを果たしました。この作品では、監督だけでなく製作、脚本、音楽、そして出演までを一人でこなしました。その後、約5年間は低予算のホラー映画を中心に活動し、トム・サヴィーニ主演の『ブラッド・フォレスト 〜吸血のエンジェル〜』や、世界初の携帯電話用ドラマシリーズ『When Evil Calls』などを手がけました。

スラッシャー映画とパニック映画

2010年には、夜の高校を舞台にしたスラッシャー映画『F エフ』を監督・脚本しました。製作費はわずか10万ポンドでしたが、この作品はスタジオカナルに買い取られ、イギリスで劇場公開されました。その後、2011年にはNBCのテレビ映画『アルティメット・プレデター』でモンスターパニック映画の監督も務めました。さらに、2012年にはユニバーサル・ピクチャーズのSFスリラー映画『ストレージ24』の監督・脚本も担当しました。

『海底47m』シリーズでの成功

ロバーツのキャリアにおける大きな転換点となったのは、2016年に監督・脚本を務めた海洋パニック・スリラー映画『海底47m』です。マンディ・ムーアが主演を務めたこの作品は、ほぼ全編が水中で撮影され、500万ドルの製作費に対して約6,500万ドルの興行収入を記録。2017年のインディペンデント映画としては最高の興行収入となりました。2019年には、続編となる『海底47m 古代マヤの死の迷宮』も監督・脚本を担当し、これも大ヒット。3年連続で全米トップ10入りを果たし、4,600万ドルの興行収入を上げ、『海底47m』フランチャイズの累計興行収入は1億ドルを超えました。

その他の作品

2018年には、サスペンス・ホラー映画『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者|ストレンジャーズ_戦慄の訪問者』（2008年）の続編『ストレンジャーズ 地獄からの訪問者』の監督を務めました。この作品は全米興行成績で『ブラックパンサー』『リンクル・イン・タイム』に次ぐ第3位となり、大きな話題を呼びました。また、2021年には人気ゲームを原作とした映画『バイオハザード』シリーズのリブート作品『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーン・シティ』の監督に就任し、新たなファンを獲得しました。

ロバーツは、低予算映画から大作映画まで、幅広いジャンルの作品を手がけています。常に新しい挑戦を続け、観客を魅了する作品を生み出し続けている注目の映画監督です。

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