ライアン・ボルッキ

ライアン・J・ボルッキ：苦難を乗り越え、MLBで輝きを放つ左腕

ライアン・J・ボルッキ（Ryan J. Borucki）は、1994年生まれ、アメリカ合衆国イリノイ州出身のプロ野球選手。MLBのピッツバーグ・パイレーツに所属する左腕投手として活躍しています。

プロ入りとブルージェイズ時代

2012年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから指名を受けプロ入り。ルーキーリーグでデビュー後、トミー・ジョン手術によるリハビリを経て、着実にステップアップ。

2016年にはA級、A+級で計26試合に先発し、11勝を挙げるなど大きく飛躍。その活躍が評価され、40人枠入りを果たし、プロスペクトランキングでも上位にランクインしました。

2018年、AAA級バッファローを経てメジャー初昇格。ヒューストン・アストロズ戦でデビューし、6回2失点と好投。その後も先発ローテーションの一角として活躍し、シアトル・マリナーズ戦でメジャー初勝利を挙げました。この年の新人賞に選ばれるなど、将来を嘱望される存在となりました。

故障との闘い、マリナーズ、カブスでの挑戦

2019年以降は、左肘の故障に苦しみ、登板機会が減少。2022年にはシアトル・マリナーズへ移籍しますが、同年オフにFAとなります。2023年にはシカゴ・カブスとマイナー契約を結び、メジャー昇格を果たしますが、出場機会を得られずFAに。

パイレーツでの再起

2023年5月、ピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約。AAA級での調整を経てメジャー契約を掴み、再びMLBの舞台へ。2024年は14試合に登板するも結果を残せずFAとなりますが、2025年にマイナー契約で再契約。スプリングトレーニングでのアピールが実り、開幕ロースター入りを果たしました。

投球スタイルと将来への期待

ボルッキは、最速157km/hを超える速球に加え、スライダー、チェンジアップといった変化球を織り交ぜる投球スタイルが持ち味。故障による苦難を乗り越え、パイレーツで再起を期す左腕から目が離せません。

年度別成績

（2024年度シーズン終了時）


※TOR:トロント・ブルージェイズ、SEA:シアトル・マリナーズ、PIT:ピッツバーグ・パイレーツ

背番号

56（2018年 - 2022年5月30日）
30（2022年6月6日 - 同年終了）
43（2023年 - ）

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 B
* トミー・ジョン手術を受けた野球選手一覧

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