ライアン・マクブルーム

ライアン・パトリック・マクブルーム：不屈の精神で道を切り開くスラッガー

ライアン・パトリック・マクブルーム（Ryan Patrick McBroom, 1992年4月9日 - ）は、アメリカ合衆国バージニア州フレデリックスバーグ出身のプロ野球選手。内野手、外野手として活躍し、左投右打である。

プロ入り前

2013年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから指名を受けるも、契約には至らなかった。しかし、その翌年、トロント・ブルージェイズから指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせる。

ブルージェイズ傘下時代

2014年、A-級バンクーバー・カナディアンズでプロデビュー。70試合に出場し、打率.297、11本塁打、59打点と、その才能の片鱗を見せる。2015年にはA級ランシング・ラグナッツで打率.315、12本塁打、90打点を記録。着実にステップアップしていく。2016年には、A+級とAA級でプレーし、2球団合計で22本塁打を放つなど、長打力をアピールした。

ヤンキース傘下時代

2017年、トレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍。AA級トレントン・サンダーでプレーし、移籍前を含めた2球団合計で16本塁打を記録。2018年はAA級とAAA級でプレーし、2球団合計で打率.302、15本塁打、60打点の成績を残した。2019年はAAA級で開幕を迎えた。

ロイヤルズ時代

2019年8月、トレードでカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。9月にはメジャーデビューを果たし、23試合に出場して打率.293を記録。2020年には36試合に出場し、6本塁打を放った。2021年はAAA級で32本塁打を放つも、メジャーでの出場は7試合にとどまり、オフに自由契約となる。

広島時代

2021年11月、広島東洋カープと契約。2022年4月7日の対読売ジャイアンツ戦で来日初本塁打を放つ。同年は、ソロ本塁打、満塁本塁打、サヨナラ本塁打を記録するなど、印象的な活躍を見せた。2023年は不調に苦しみ、出場機会が減少し、オフに契約満了となった。

ロングアイランド・ダックス時代

2024年5月、米独立リーグのアトランティックリーグ、ロングアイランド・ダックスと契約。2025年にも再契約を結び、プレーを続けた。

選手としての特徴・人物

長打力が魅力のパワーヒッターであり、選球眼にも優れている。状況に応じた修正能力も高く、対応力の高さが光る。愛称は「ブルーム」、「マック」。広島時代には、自身の応援歌を気に入るなど、親しみやすい一面も持ち合わせている。退団後も広島を気にかけており、大瀬良大地のノーヒットノーラン達成時には祝福のメッセージを送るなど、その人柄がうかがえる。

詳細情報

年度別打撃成績や守備成績、記録などの詳細は、以下のリンクを参照。

選手の通算成績と情報: MLB, ESPN, Baseball-Reference, Fangraphs, The Baseball Cube, Baseball-Reference (Register)
Ryan McBroom stats MiLB.com
* 個人年度別成績 R.マクブルーム - NPB.jp 日本野球機構

ライアン・マクブルームは、常に向上心を持って、野球に取り組む選手である。今後の活躍にも期待したい。

もう一度検索