ライデンファイターズJET

ライデンファイターズJET

『ライデンファイターズJET』は、セイブ開発によって1998年にアーケード用としてリリースされた縦スクロールシューティングゲームです。この作品は、ライデンファイターズシリーズの第3弾にあたります。ゲームの基本スタイルは、前作『ライデンファイターズ2』を踏襲しつつ、稼働初日から日数に応じて新しい機体やゲームモードの解放が行われます。また、音楽制作を担当したのは橋本泰弘で、スピーディで緊張感のある楽曲が特徴です。

このゲームは、雷電シリーズの中でも最後の作品でもありますが、長い間家庭用ゲーム機への移植が行われていなかったのが実情です。しかし、2008年にはサクセス社から『ライデンファイターズ エイシズ』としてXbox 360でリリースされ、さらに2012年12月にはDotEmu社が『ライデン レガシー』をiOSおよびAndroid端末向けに配信しました。また、2026年2月26日には『RAIDEN FIGHTERS REMIX COLLECTION』の発売も予定されています。

ストーリー

ストーリーは、独裁的な戦闘国家が征服され、新政府軍が未だ残存する敵勢力と戦っている背景から始まります。新政府軍は、敵の高い技術力に対抗するため、独自の新兵器の開発を促進します。その結果、XTB（戦術重爆撃機）計画がわずか1年7ヶ月で実用化され、同時に高機動戦術戦闘機XTF（イクシオン）の調整も終盤を迎えました。XTFは、これまでの機体とは異なり、非常に高い操縦技術が要求されるため、各飛行部隊から選抜されたエースパイロットが登場します。

ゲームシステム

『ライデンファイターズJET』では、プレイヤーは冒頭で自機を選ぶことができ、全5ステージ（条件によっては6ステージ）で構成されています。最初のステージから5ステージはシミュレータ上での戦闘に設定されており、プレイヤーの成績に応じて次のステージが変更されます。サブ機体に『イクシオン』が登場するのは、特定の条件を満たした時のみで、実戦ステージでは特に力を発揮します。

パワーアップシステムやアイテムの取得システムは初代から継承されており、特に勲章システムが新たに導入されています。このシステムでは、特定の敵を倒すことで出現する勲章が、合体することで得点が倍増する仕組みになっています。最高得点は2,048,000点に達することが可能で、合体させることによりさらなるスコアアップが期待できます。

登場機体

ゲームオープニングで選べる機体は8種類あり、稼働日数が増えることで新機体が追加されていきます。従来のシリーズからの機体だけでなく、新対応機体もあり、特殊機体の選択肢も豊富です。右側の画面には選択された機体に関する情報が表示され、アーケード版では特定の条件を満たすことで利用可能な隠し機体も存在します。

モードの種類

ゲームモードは主に3つあり、通常の「ノーマル」に加えて、特定ボスと連戦する「スペシャル」、上級者向けの「エキスパート」が設けられています。エキスパートでは敵弾の速さが増し、さらに難易度が上がるため、本作を極めたいプレイヤーには挑戦の場を提供します。操作方法は簡単で、8方向のレバーと2つのボタン（ショット、ボンバー）の組み合わせで自機を自在に操作可能です。

『ライデンファイターズJET』は、そのスピーディな操作感と豊富なゲームシステムにより多くのシューティングゲームファンに支持され続けています。

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