ライラ・ミラ・ライラ

ライラ・ミラ・ライラ

キャラクター概要

ライラ・ミラ・ライラは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空のキャラクターであり、地球連邦軍に所属する大尉のモビルスーツ（MS）パイロットです。彼女はティターンズに対して好意的ではなかったものの、その戦闘技術をジェリド・メサに教え、彼を師匠と仰がれる存在となりました。

ライラはルナツー駐留の巡洋艦ボスニアに配属されており、ガルバルディ隊を指揮していました。彼女自身はニュータイプではありませんが、戦闘経験から他の戦士を圧倒する能力を持ち、過去に一年戦争にも参加していたと考えられています。

彼女の服装は赤いノースリーブの制服に黄色のマフラーを巻いたもので、ノーマルスーツはピンク地に水色のラインが入ったものでした。ティターンズのワッペンが付いていたため、カミーユ・ビダンからはティターンズの軍人だと誤解され、彼女がそれをきっぱりと否定したエピソードもあります。口調は粗野で、やや上司からの苦言を受けることがありましたが、性格はさっぱりとしており、部下の信頼を得ていました。

物語の中での活躍

ライラは第3話でアーガマの足止めを命じられますが、エゥーゴの艦を撃沈することに失敗し、撤退を余儀なくされます。彼女はその後、ティターンズと共同でアーガマを追撃し、指揮官に不満を抱きながらも、ジェリドに戦闘技術を教えるようになります。この教えを通じて、ライラとジェリドの間に師弟の絆が芽生えていきます。しかし、ジェリドの不甲斐なさに失望する場面もあり、彼を庇う発言をするなど、複雑な感情を抱くこともありました。

第7話では、エゥーゴの基地を探るためにカミーユたちを追いかけ、彼を人質に取ろうとします。しかし、ティターンズの残虐な行為を知り、カミーユを逃がして立ち去ります。その後、カミーユとの交戦に至りますが、彼の才能に圧倒されて撃墜されてしまいます。ライラは自らの偏見に気づく瞬間を迎え、彼女の撃墜はカミーユに大きな影響を与えました。また、グリプス戦役の最終局面では、一瞬だけ彼女が登場し、カミーユを導く役割を果たします。

劇場版での描写

劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』では、ライラは連邦軍からティターンズに所属する設定になっています。彼女は未熟なジェリドを軽蔑しつつも、彼を庇いながら戦う姿が描かれています。ただし、30バンチにおけるシーンは劇場版ではカットされており、最終的には地球降下作戦に参加した際に戦死しています。

漫画版での活躍

漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、宇宙世紀0083年3月にゼブラゾーンに潜伏するジオン軍基地の攻略に従軍し、中尉としてジム・スナイパーIIに搭乗してシャア・アズナブルと戦っています。

主な搭乗機

• - RMS-117 ガルバルディβ
• - RGM-79SP ジム・スナイパーII

搭乗艦

• - ボスニア

担当声優

• - 佐脇君枝（テレビ版）
• - 藤野かほる（ゲーム版）
• - 津田匠子（『ZERO』から『NEO』までの「SDガンダム GGENERATION」シリーズ）
• - 浅野まゆみ（劇場版）

ライラ・ミラ・ライラは、機動戦士Ζガンダムのストーリーの中で、重要な役割を果たしたキャラクターであり、その存在感は多くのファンに記憶されています。

もう一度検索