ライリー・パイント

ライリー・ケネス・パイント

ライリー・ケネス・パイントは、1997年11月6日にアメリカ・カンザス州レネックサで生まれたプロ野球選手です。右投右打の投手として、メジャーリーグベースボール（MLB）のコロラド・ロッキーズに所属しています。彼の名前は、一部のメディアでは「ピント」とも表記されることがあります。

経歴

プロ入りとロッキーズ時代

パイントは2016年のMLBドラフトでコロラド・ロッキーズから1巡目（全体4位）に指名され、プロの道を歩み始めました。契約後、彼はルーキー級グランドジャンクション・ロッキーズでプロデビューを果たしました。デビュー戦では11試合に先発し、1勝5敗、防御率5.35、36奪三振という成績を残しました。

2017年にはA級アッシュビル・ツーリスツでプレーし、22試合に先発登板。結果は2勝1敗、防御率5.42、79奪三振でした。このシーズンは、MLB.comによるプロスペクトランキングでも次第に注目され、3位にランクインしましたが、シーズン中に圏外に落ちてしまいます。

2018年はA-級ボイシ・ホークスとA級アッシュビルでプレーし、4試合に先発。結果は不利で、0勝3敗、防御率4.32でした。その後、2019年には再びA級アッシュビルでのプレーで21試合に登板し、0勝1敗、防御率8.66という苦しい成績が続きました。

2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦の登板はゼロでしたが、2021年6月8日に引退を発表しました。しかし、2022年3月4日に引退を撤回し、現役復帰を果たしました。この年はAAA級ハートフォード・ヤードゴーツとAAA級アルバカーキ・アイソトープスで合計41試合に登板し、2勝2敗、防御率4.53という成績を残しました。そしてオフには40人枠に登録されました。

メジャーデビューとその後

2023年にはAAA級アルバカーキで開幕し、5月14日にメジャーリーグに昇格しました。5月17日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビューを果たしましたが、1/3回を投げて被安打1、3四球、自責点1という厳しい内容でした。その後、同日中にAAA級アルバカーキに降格し、シーズン終了まで再昇格することはありませんでした。

投球スタイル

ライリー・パイントは、最速102mph（約164km/h）の速球を投げる投手として知られています。また、ノア・シンダーガードに例えられることもある豪快なピッチングスタイルがあります。カーブの切れ味も素晴らしいのですが、コントロールの精度に関しては課題を抱えていると言われています。

彼のプロ野球選手としての経歴は、期待と課題の両方を内包しており、これからの成長が注目されています。

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