ライヴ・アット・グリークシアター1979

ライヴ・アット・グリークシアター1979

『ライヴ・アット・グリークシアター1979』は、著名な電子音楽バンド、イエロー・マジック・オーケストラ（YMO）のライブアルバムです。このアルバムは、1979年8月4日にロサンゼルスのグリーク・シアターで行われた演奏を収めています。YMOの革新的で独自のサウンドは、ライブパフォーマンスにおいて特に際立っており、ファンにとっても貴重な記録となっています。

アルバムは、バンドの代表曲の一つである『BEHIND THE MASK』から始まり、リスナーを引き込む独特の雰囲気を醸し出しています。特筆すべきは、このライブのオープニングとして参加した司会者が、YMOの音楽を紹介するMCを行うというパフォーマンスのスタイルです。このMCは、後に『パブリック・プレッシャー』で耳にすることのできるもので、ファンには馴染みのあるものであると言えるでしょう。

演奏の初めの部分では、スタジオ録音と極めて近い再現を行っていますが、次第にアドリブや即興演奏が加わり、ライブならではの生々しさとダイナミズムが生まれます。バンドのアレンジによって、曲に新たな息吹が吹き込まれ、聴く者を飽きさせることがありません。この進化を感じることができるのは、ライブパフォーマンスならではの醍醐味です。

この演奏は、チューブスのコンサートのオープニングアクトとして行われましたが、実際のところ、YMOは3日間に渡る公演の最終日でありながら、オープニングアクトとしての役割を超えて観客からの熱烈なアンコールを受けました。このことは、彼らの音楽に対する関心と人気の高さを裏付けています。

収録されています曲目は以下の通りです。

• - BEHIND THE MASK
• - LA FEMME CHINOISE
• - COSMIC SURFIN'
• - RYDEEN
• - DAY TRIPPER
• - 1000 KNIVES
• - TONG POO

これらの楽曲は、YMOのサウンドのエッセンスを凝縮しており、各曲の魅力を最大限に引き出しています。特に、『RYDEEN』や『COSMIC SURFIN'』は、そのリズムやメロディーにおいて非常に印象的で、聴く者に強いインパクトを与えます。

『ライヴ・アット・グリークシアター1979』は、YMOの革新的な音楽を体験するうえで欠かせないアルバムであり、彼らのライブパフォーマンスの一端を垣間見ることができる貴重な記録です。音楽ファンにとっての必聴作品であり、当時のYMOのエネルギーと創造性に触れることができる機会となるでしょう。

もう一度検索