ラシド・スマイラ:ガーナが誇るディフェンダー
ラシド・スマイラ(Rashid Sumaila)は、
1992年12月18日、ガーナのケープ・コーストに生まれました。現在はムアイザルSCに所属し、ディフェンダーとして活躍する
プロサッカー選手です。その実力はガーナ代表にも認められ、国際舞台でもその名を馳せています。
クラブでの活躍
スマイラは、地元ケープ・コーストのエブスワ・ドワーフズでプロとしてのキャリアをスタートさせました。2011年11月には、フランス
リーグ・ドゥの
RCランスから獲得のオファーを受け、トライアルにも参加しましたが、最終的には移籍には至りませんでした。
2012年7月には、ガーナ国内の
アサンテ・コトコSCへ移籍。ここで才能を開花させ、チームの主力として活躍しました。
その後、マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)、カーディシーヤ(クウェート)といった海外クラブを渡り歩き、経験を積みました。特にカーディシーヤでは、アミールカップと
クウェート・プレミアリーグのタイトル獲得に貢献するなど、中心選手としてチームを牽引しました。
2018-19シーズンには、セルビアの強豪
レッドスター・ベオグラードに在籍し、
セルビア・スーペルリーガ優勝を経験。ヨーロッパの舞台でもその実力を証明しました。
代表としての誇り
スマイラは、ガーナ代表としても数々の国際大会に出場しています。2011年には、U-20代表としてアフリカユース選手権に参加。同年9月には、U-23代表として
アフリカ競技大会に出場し、見事金メダルを獲得しました。
A代表デビューは2011年11月7日のシエラレオネ戦とガボン戦。
アフリカネイションズカップ2012の暫定リスト25名にも選出されましたが、最終登録メンバー23名からは惜しくも落選しました。
2014 FIFAワールドカップでは、ガーナ代表の一員として本大会に出場。世界の強豪を相手に、そのディフェンススキルを披露しました。2012年から2018年までの
国際Aマッチでは、10試合に出場しています。
獲得タイトル
スマイラは、クラブと代表の両方で数々のタイトルを獲得しています。
アサンテ・コトコ
ガーナ・プレミアリーグ: 2012-13
マメロディ・サンダウンズ
プレミアサッカーリーグ: 2013-14
カーディシーヤ
アミールカップ: 2014-15
クウェート・プレミアリーグ: 2015-16
レッドスター・ベオグラード
セルビア・スーペルリーガ: 2018-19
U-23ガーナ代表
アフリカ競技大会サッカー競技金メダル: 2011
個人
* ガーナ最優秀DF: 2010–11
これらのタイトルが、彼のこれまでのキャリアにおける輝かしい実績を物語っています。
ラシド・スマイラは、ガーナサッカー界を代表するディフェンダーの一人として、これからも更なる活躍が期待されています。