ラジオマガジン (MBSラジオ)

ラジオマガジン

MBSラジオで過去に放送された「ラジオマガジン」は、プロ野球ナイター中継のない季節、いわゆるナイターオフ編成期間にリスナーに届けられたラジオ番組です。この番組は、1979年度と1980年度の2期にわたって放送されました。

放送期間と時間

番組は以下の期間と時間で放送されました。

1979年度: 1979年10月8日から1980年4月4日まで、毎週月曜日から金曜日、夜7時から8時の1時間。
1980年度: 1980年10月6日から1981年4月3日まで、毎週月曜日から金曜日、夕方6時45分から夜7時30分までの45分間。

両年度ともに平日の帯番組として展開されましたが、1980年度は放送時間が15分繰り上がり、枠も短縮されています。

番組内容の変遷

「ラジオマガジン」は、年度によって番組のコンセプトや構成が大きく異なりました。

1979年度

この年は、リスナー参加型の討論番組としての性格が強い構成でした。特定のテーマについてリスナーがそれぞれの意見を交わし、考えを深め合うことを主眼とした番組作りが行われました。

1980年度

翌1980年度は、より多岐にわたる情報を扱うワイド番組へと変化しました。番組の中心にはメイン特集コーナーが設けられ、ここではその時々のニュースや世相、流行している事柄などが取り上げられました。また、日常生活で役立つ知識や、リスナーからの相談事に応えるなど、聴いている人が「得をした」と感じられるようなバラエティ豊かな内容を目指しました。メイン特集以外にも、以下のようなコーナーで構成されていました。

その日の出来事を紹介するコーナー
リスナーからのお便りを紹介するコーナー
気軽に楽しめるクイズコーナー
日々の天気予報
その他、生活に密着した各種情報

このように、1980年度は情報提供とエンターテイメント性を兼ね備えた、より総合的な番組へとリニューアルされました。

出演者

各年度で番組を進行するパーソナリティも異なりました。

1979年度

全曜日担当: 田辺成一
月曜日担当: 斎藤努
火曜日〜金曜日担当: 寺本知左

田辺成一アナウンサーが全体をまとめつつ、斎藤努アナウンサーと寺本知左アナウンサーが曜日ごとのパートナーを務める体制でした。

1980年度

この年度は、曜日ごとに異なるパーソナリティが担当する体制が取られました。

月曜日: 斎藤努、河本俊美
火曜日: 野村啓司、寺本知左
水曜日: 角淳一、水野晶子
木曜日: 阪本時彦
* 金曜日: 松井昭憲

多くの曜日でMBSのアナウンサーがペアで担当し、木曜日と金曜日はそれぞれ単独で担当しました。また、番組にはリポーターとして鎌田正明、増田一樹、美藤啓文といった面々も出演し、番組に彩りを添えました。

「ラジオマガジン」は、わずか2シーズンではありましたが、ナイターオフ期間の夜の帯番組として、その時々の社会の動きやリスナーの関心に寄り添う内容で放送されました。年度による番組内容の変更からは、聴取者のニーズや社会情勢への適応を図ろうとする制作側の意図がうかがえます。

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