ラジオDEごめん

『ラジオDEごめん』の概要

『ラジオDEごめん』（通称「ラジごめ」）は、1988年10月11日から1991年3月30日まで中京テレビで放送されていたバラエティ番組です。この番組は、毎回深夜のラジオ番組のような体裁でテレビ放送が行われ、「これぞテレビ版オールナイトニッポン!?」という点をコンセプトとしていました。番組は火曜日から土曜日の週5日間、各曜日ごとに異なる5組のパーソナリティが担当していました。

番組の形式

『ラジオDEごめん』では、曜日ごとに異なる内容が展開され、お笑いや芸能に関するネタ、音楽コーナー等が設けられました。視聴者はハガキや電話、FAXを通じてパーソナリティと意見を交わすことができ、まるでラジオ番組のようなインタラクティブな形式が特徴です。また、テレビならではの映像を取り入れ、通常のラジオとは一線を画する企画が展開されました。

番組の放送は、名古屋市中区にある焼肉店の一角から生中継で行われ、わずか1台のテレビカメラで低予算で運営されていました。オープニングには特撮ドラマ『快獣ブースカ』のキャラクターを用いたり、視聴者へのプレゼントにブースカのイラストを取り入れたりと、独自の工夫が見られました。

パーソナリティと内容の変遷

当初のパーソナリティには、杉原徹や久本雅美などが名を連ね、毎回新しいサブタイトルが追加されることで担当者の変更がわかる仕組みになっていました。また、放送内容はお笑いやトークに加えて、特別ゲストを迎えた回も多く見受けられました。

番組の終了とその後

『ラジオDEごめん』は、湾岸戦争の影響から深夜番組が自粛されることとなり、1991年に打ち切られることとなります。しかし、特に人気の高かった金曜深夜放送分は『ラジごめII金曜日の王様』として継続し、続くシリーズまで展開されました。この流れは1995年まで続くものの、一度このシリーズは幕を閉じます。

復活イベント

長い間『ラジオDEごめん』名を冠した企画が行われることはありませんでしたが、2009年に行われた「ラジごめ復活祭り」などのトークライブイベントが開催され、出演者たちが再び一堂に会する機会が生まれました。さらに、2012年には特別番組が放送され、当時のファンの期待に応える形での復活がありました。

まとめ

『ラジオDEごめん』は、視聴者参加型の新しいテレビの形を模索した番組として、今なお多くのファンに愛される存在です。その放送内容や出演者の個性は、深夜バラエティの新たな可能性を示しています。

もう一度検索