ラッコニージ

ラッコニージ（Racconigi）

ラッコニージは、イタリア共和国ピエモンテ州クーネオ県に位置する基礎自治体（コムーネ）です。正式名称はComune di Racconigiと表記されます。

地理

位置・広がり

ラッコニージは、鉄道を利用するとトリノから南へ約40km、クーネオから北へ約50kmの場所に位置しています。

地震分類

イタリア国内の地震リスク階級では、ラッコニージは3に分類されています。

歴史

ラッコニージの町は中世時代に誕生しました。当初はサルッツォ侯国に属していましたが、その後、アカイア公、そしてサヴォイア家（後のイタリア王家）へと領有権が移り変わっていきました。

行政

分離集落

ラッコニージには、以下の分離集落（フラツィオーネ）があります。

Berroni
Canapile
Migliabruna
Oia
Parruccia
San Lorenzo
Tagliata

ラッコニージ城

ラッコニージには、10世紀頃から存在した旧城を基に、1570年にサヴォイア家のために建造されたラッコニージ城（Castello Reale di Racconigi）があります。

この城は1901年にイタリア王の夏の王宮となり、1997年にはサヴォイア王家の王宮群の一つとしてユネスコの世界遺産に登録されました。

ラッコニージ城の北面には、広大な庭園が広がっています。この庭園は、1755年にヴェルサイユ宮殿の庭園を手がけたフランスの造園家アンドレ・ル・ノートルによって設計されました。1835年には拡張工事が行われ、現在の姿となりました。

経済

ラッコニージの主要な産業は、農業、牛乳や牛肉の生産、そして板金工業です。

姉妹都市

ラッコニージは以下の都市と姉妹都市提携を結んでいます。

ボンヌヴィル（フランス、1990年）
* カスカイス（ポルトガル、2003年）

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