ラッフルズ・プレイス駅

ラッフルズ・プレイス駅は、シンガポールの南部、ビジネスの中心地であるラッフルズ・プレイスに位置する地下駅です。MRT東西線とMRT南北線の2路線が乗り入れており、シンガポールの主要な交通拠点の一つとして重要な役割を担っています。

駅の構造

駅は地下3階と地下4階にそれぞれ島式ホーム1面2線、計2面4線の構造を持っています。この駅の特徴は、隣接するシティホール駅と共に、MRT東西線とMRT南北線が対面乗り換えを可能にしている点です。ラッフルズ・プレイス駅では、同じ方向に向かう列車同士がホームを挟んで停車するため、乗り換えが非常にスムーズに行えます。一方、シティホール駅では、反対方向に向かう列車が対面で停車し、両駅を組み合わせることで、全ての方向への乗り換えが階段などを利用することなく、同一ホーム上での乗り換えが可能になっています。特に、CホームとDホームはシンガポールMRTの中でも最も深い位置にあり、その深さは特筆に値します。

駅周辺の施設

ラッフルズ・プレイス駅周辺には、シンガポールを代表するランドマークやホテル、商業施設が数多く存在します。

ザ・フラトン・シンガポール：歴史的な建造物を活用した高級ホテルです。
ザ・フラトン・ベイ・ホテル：マリーナベイに面したスタイリッシュなホテルです。
マーライオン：シンガポールの象徴であるマーライオン像が近くにあります。
リパブリックプラザ：高層オフィスビルで、多くの企業が入居しています。

これらの施設は、駅からのアクセスも容易で、観光客やビジネスマンにとって非常に便利な立地となっています。

歴史

ラッフルズ・プレイス駅は、1987年12月12日に開業しました。開業当初は、ドビー・ゴート駅に北東線が乗り入れるまで、シンガポールMRTの中で最も大きく、最も深い位置にある駅でした。現在では、その利便性から多くの利用者に利用される駅となっています。

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