ラビリンスの彼方

ラビリンスの彼方

『ラビリンスの彼方』は、トライエースが開発し、コナミデジタルエンタテインメントより2012年1月19日に発売されたニンテンドー3DS専用ソフトです。3DダンジョンRPGの要素に、可愛らしい「女の子」とのコミュニケーション要素を加えた作品となっています。

ゲームシステム

本作は、3Dダンジョンを探索する従来のRPGに、「女の子」とのコミュニケーションという新たな要素を融合させています。

戦闘システム: 特殊な3すくみ構造を採用しており、フィールド画面からシームレスに戦闘へと移行します。戦闘中も自由に移動することが可能です。
コスチュームエディット: 内蔵されたテクスチャ編集ツールを使用し、「女の子」のコスチュームを自由にデザインできます。タッチペンを使った手描きはもちろん、ユーザーが用意した画像ファイルを読み込むことも可能です。

あらすじ

プレイヤーがオンラインRPGをプレイ中、突然ゲームとは異なる異世界に繋がり、画面にはこちらを覗き込む一人の「女の子」が現れます。プレイヤーを含めた4人のパーティメンバーは、異世界に繋がってしまったゲームの世界から脱出するため、「女の子」と共に冒険することになります。

登場キャラクター

女の子

声：戸松遥
異世界の住人で、迷宮に迷い込んでいたところをプレイヤーたちと出会います。プレイヤーたちの世界の様子を伺い知ることはできますが、言葉を伝えることはできません。プレイヤーとの交流を通して、次第に絆を深めていきます。
プレイヤー
オンラインRPGのスタートプレイヤーであり、パーティの操作を行います。名前は自由に設定可能です。
ポキーラ
オンラインRPGの参加者の一人。丁寧な口調で、ゲームの解説役を務めます。
ねりけし
オンラインRPGの参加者の一人。軽はずみな発言が多いものの、仲間思いな一面も持ち合わせています。
LiLy
オンラインRPGの参加者の一人。パーティ唯一の女性で、女の子の心情を敏感に察知します。洞察力に優れ、迷宮の謎にもいち早く気づきます。
封印されし者

声：子安武人
本作のラストボス。迷宮に封印されていましたが、女の子が脱出する過程で封印が弱まり、復活を遂げます。

開発

本作は、『FRONTIER GATE』の企画が落ち着いた頃に、3DSの技術研究を兼ねて企画がスタートしました。立体視を活用した3DダンジョンRPGという方向性が決まり、ディレクターの勝呂隆之が「女の子」が登場する企画を提案し、採用されました。3DダンジョンRPGの硬派なイメージを払拭し、より幅広い層にアピールするため、キャッチーな要素として「女の子」が取り入れられました。

評価

Game Watchの山村智美氏は、本作を「ある意味『女の子』一点突破な作品」と評価し、その魅力を生かすための力の入れようを評価しています。

脚注

公式サイト
公式Twitter
* IMDb のサイト

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