ラピスセミコンダクタ

ラピスセミコンダクタ株式会社は、神奈川県横浜市港北区に本社を構える、LSIをはじめとする電子機器の製造を主な事業とするメーカーです。そのルーツは沖電気工業の半導体デバイス事業部門にあり、低消費電力技術において高い競争力を持っています。

概要

2008年5月、沖電気工業は半導体事業を分社化し、ローム株式会社への株式売却で合意しました。当初、分社後の会社名は「株式会社OKIセミコンダクタ」となる予定でした。沖電気工業時代には、世界の半導体売上ランキングで19位にランクインした実績もあります。ロームの傘下に入ったことにより、会社名は沖セミコンダクタではなく、OKI（オーケーアイ）セミコンダクタと呼ばれるようになりました。

その後、2011年10月1日に現在の社名であるラピスセミコンダクタ株式会社へと変更されました。レガシー向けのDRAMや車載用メモリなど、特定の用途に特化したメモリの生産も手がけています。2014年にマイクロンによるエルピーダメモリの買収が完了した結果、ラピスセミコンダクタは日本国内で唯一のDRAMメーカーとなりました。

2013年3月には、本社機能を新横浜に移転し、事業再編の一環として八王子事業所を閉鎖しました。八王子事業所の一部とオプティカルコンポーネント事業（OCU・光通信部品事業）は、ネオフォトニクスセミコンダクタ合同会社に譲渡されました。

沿革

2008年10月1日 - OKIセミコンダクタ株式会社として設立。同時に株式の95%（900億円相当）がローム株式会社に譲渡されました。
2011年10月1日 - ラピスセミコンダクタ株式会社に社名変更されました。
2013年3月 - 本社機能を新横浜に移転し、八王子事業所を閉鎖。同事業所の一部とオプティカルコンポーネント事業(OCU)をネオフォトニクスセミコンダクタに売却しました。
2020年10月1日 - 製造子会社であったラピスセミコンダクタ宮崎株式会社とラピスセミコンダクタ宮城株式会社を吸収合併。LSI事業部門をラピステクノロジー株式会社へ新設分割しました。

主力製品

システムLSI
ロジックLSI
メモリLSI

関連会社

ラピステクノロジー株式会社

関連項目

沖電気工業
ローム
* ネオフォトニクス

脚注

ラピスセミコンダクタ公式サイト

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