ラピドKLサンウェイ線

BRTサンウェイ線について

BRTサンウェイ線は、マレーシアのセランゴール州にあるラピドKLが運営するバス高速輸送システム（BRT）です。路線カラーはグリーンで、路線番号はB1です。この路線は、東南アジア初の高架式BRTとして知られており、さらに全車両が電気バスで運行されている点が特徴です。

路線概要

BRTサンウェイ線は、サンウェイ-スティア・ジャヤ駅からUSJ7駅までの全長5.4kmを結び、スバン・ジャヤ市の主要地域をカバーしています。全線が高架のバス専用道で構成されており、都市高速鉄道に匹敵する機能を持っています。この専用道には一般道路と接続するランプウェイは設けられておらず、BRTサンウェイ線以外の車両の通行は禁止されています。これにより、スムーズな運行が確保されています。

建設と資金

本路線の整備にかかった総費用は63.4億リンギットに達し、その資金は主に以下の3つの供給源から構成されています。

70％：プラサラナ・マレーシア
15％：サンウェイ・グループ
残りの部分：Unit Kerjasama Awam Swasta（UKAS）の補助金

主要施設

サンU-モナッシュ駅にはパークアンドライド用の駐車場が併設されています。この駐車場には、合計1153台分の駐車スペースがあり、内訳は以下の通りです。

女性専用：102台
障害者用：23台
オートバイ用：121台

運行状況

BRTサンウェイ線は、2015年6月2日に営業運転を開始しました。開業から2ヶ月間は無料で運行され、その後、通常の運賃設定に移行しました。現在の運賃設定は2018年12月1日から適用されています。バスの運行間隔は4～8分となっており、通勤・通学などの日常生活の足として利用されています。

車両

BRTサンウェイ線で使用されている車両は、全て電気バスで、合計15台が運行しています。これらの車両は、BYD K9をベースにした足回りを使用し、車体の製造と架装はグミラン・コーチワークスによって行われました。

その他の情報

BRTサンウェイ線は、環境に配慮した都市交通システムとして、また、スバン・ジャヤ市の交通利便性を向上させる重要な役割を担っています。

外部リンク

* Rapid KL

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