ラブラブショー

『ラブラブショー』の魅力と歴史

『ラブラブショー』は、フジテレビで1970年4月5日から1979年9月30日までの約9年間にわたって放送された、恋愛をテーマにしたトーク番組です。この番組は、若手の歌手や俳優 couples（カップル）をゲストとして迎え、その魅力や愛の瞬間を視聴者に届ける方式で進行されました。司会は芳村真理が務め、リポーター役には宮尾すすむが登場し、観客を盛り上げていました。

番組の特徴と内容

番組は、毎回一組のカップルを特集し、彼らのストーリーや出演者同士のトークを楽しむものでした。名だたるカップルが登場し、時には視聴者参加型の企画も実施されました。たとえば、1975年以降は視聴者とタレントのカップルも出場するなど、新たな試みを取り入れていました。

番組の中で取り上げられたカップルには、関口宏と西田佐知子、三浦友和と山口百恵、石坂浩二と浅丘ルリ子などがいます。中には、実際に結婚まで至ったカップルもおり、その背景にはお互いの出演によって深まった関係があったと言われています。また、すでに夫婦である芸能人や婚約中のカップルを特集した回もありました。

放送時間と変遷

当初、放送は日曜の21:00から30分間の枠で行われていましたが、1973年の秋には放送時間が22:00に変更され、この時間帯で放送が続きました。スポンサーは番組の中随后、武田グループが提供する形に変更され、このスポンサーシップが番組の運営に貢献しました。

アーカイブと視聴率

番組の映像は、制作当時の技術的制約もありアーカイブが限定的ですが、一部の映像は神奈川県横浜市に存在する放送ライブラリーに保存されています。さらに、1988年には特別番組が放送され、その中で『ラブラブショー』の名場面が紹介されて視聴者の関心を呼びました。誇るべきは、三浦友和と山口百恵が出演した回の最高視聴率が関東圏で24.0%に達したことです。

スタッフと音楽

番組を支えていたスタッフには、構成などを担った塚田茂や柴田昭、音楽担当の宮内國郎などがいました。主題歌「ラブラブショーのテーマ」は各回の出場カップルによって歌われ、オープニングでは司会者たちがこのメロディに合わせて入場する演出が好評を博しました。

復刻版とその後

『ラブラブショー』は、その終了後も数回の復刻版が企画され、特別番組として放送されました。特に1981年には『火曜ワイドスペシャル』の枠内で『オールスター夢のラブラブショー』が放送され、芳村真理が再び司会を務めました。このように、『ラブラブショー』は視聴者に愛され、その記憶は今もなお残り続けています。

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