ラブリーデイ

ラブリーデイ概要

ラブリーデイ（欧字名: Lovely Day）は、日本の競走馬及び種牡馬であり、2010年1月30日に生まれました。彼の名前は「素晴らしいお天気の一日」という意味を持ちます。主な栄誉には2015年に達成した宝塚記念と天皇賞（秋）が含まれ、同年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬にも選ばれました。

経歴の概観

2歳時（2012年）

ラブリーデイはデビュー戦で好印象を残し、スムーズな位置取りからの抜け出しで1着となりました。次に出走した野路菊Sでは、新馬戦の際よりも早いペースでレースが進行し、しっかりと差をつけて勝利。京王杯2歳Sでは7番人気で挑むも、2着に終わる悔しい結果となりました。朝日杯FSでは、騎手が代わりレースに臨みましたが、思うような走りができず7着と惨敗しました。

3歳時（2013年）

アーリントンカップでの5着から始まり、クラシックレースでの成績が振るわず、徐々に厳しい状況を迎えました。8月の小倉記念と11月の金鯱賞では2着に食い込み、少しずつ調子を取り戻す兆しを見せました。しかし、有馬記念では12着とふるわず、この年を終えました。

4歳時（2014年）

2014年は中日新聞杯で3着となり、徐々に良い兆しを感じさせるものの、4月のメトロポリタンステークスでの勝利以降は厳しい結果が続きました。

5歳時（2015年）

ラブリーデイは2015年の中山金杯で重賞初勝利を手にし、続く京都記念では2連勝を飾りました。阪神大賞典や天皇賞・春での成績は振るわなかったものの、鳴尾記念ではしっかりとした走りで勝利。宝塚記念では6番人気からG1初制覇を成し遂げ、天皇賞でも安定した走りを見せました。ジャパンカップでは1番人気に推されながらも3着に終わり、有馬記念でも5着となりましたが、前年の成果を引き継ぎ、重賞6勝（GI2勝）を挙げる活躍を見せました。

6歳時（2016年）

年初めの産経大阪杯では1番人気に推されたが4着。香港遠征も経験し、クイーンエリザベス2世カップで4着となりました。帰国後の宝塚記念では再度好走を試みましたが連覇は果たせず、その後のレースでも4・5着が続き、ついに12月に現役引退が発表されました。その後、ブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬としての人生を歩み始めました。

種牡馬としての活躍

引退後、ラブリーデイは種牡馬としてブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて繋養されました。2020年には初年度の産駒がデビューし、阪神競馬場でデビュー勝ちを収めたジャカランダレーンが初勝利馬になりました。2022年にはプライルードが優駿スプリントで産駒の重賞初勝利を挙げ、順調なスタートを切っています。

主な産駒

グリューネグリーン: 2022年京都2歳ステークス優勝。
プライルード: 2022年優駿スプリント、アフター5スター賞、2024年川崎スパーキングスプリント優勝。
エムエスドン: 2022年ライデンリーダー記念優勝。
ミニアチュール: 多数の重賞で成功を収めています。

血統

ラブリーデイの全弟にはボッケリーニがあり、2020年中日新聞杯、2022年目黒記念、2023年鳴尾記念に勝利しています。その他の近親については関連資料を参照してください。

ラブリーデイは、競走馬および種牡馬としての数々の成功を収めた名馬として、今後もファンに愛され続けるでしょう。

もう一度検索