ラブレター (アルフィーの曲)

ラブレター



「ラブレター」は、日本の音楽グループであるALFEEの3作目のシングルです。この楽曲は、前作「青春の記憶」から約3年8ヶ月ぶりにリリースされました。また、ALFEE名義では初となるポニーキャニオン移籍後の作品でもあります。表題曲は、1979年度の「ショウワノート」のCMソングとして使用され、彼らにとって初のタイアップが付いた重要な位置づけの作品です。なお、前シングルとして考えられていた「府中捕物控」は、レコード会社の自主規制により発売中止となり、結果的に「青春の記憶」が前作とされることになりました。

制作背景



1974年にデビューを果たしたALFEEは、長い間ヒット曲に恵まれていませんでした。特に1975年に発売予定だった「府中捕物控」の中止が、彼らの地道な活動のきっかけとなります。この時期、レコード契約を結ばず、ライブハウスでの活動やバックバンドとの演奏に注力していました。メンバーはこの過程で、自作曲の制作を意識し始め、音楽に対する理解も深まっていきました。これが、ポニーキャニオンのスタッフに認められ、「ラブレター」として1979年に再デビューを果たす道を開きました。ただし、売上は期待ほどには伸びなかったという結果も残しました。

ライブハウス時代からの変化



「ラブレター」は、彼らがライブハウス時代にギターインストゥルメンタルとして演奏されていたことも特筆すべき点です。発売当時のEP版には、タイトルがカタカナと英語で記されており、「Love Letter」としても知られていました。さらに、2013年8月には、高見沢俊彦のソロツアーライブ「Legend of Fantasia 2013 雷神-raizin-」にて「Love Letter From Hell」というタイトルでヘヴィメタルアレンジにて演奏されたことも、多くのファンに印象を残しました。この映像は、映像作品『Takamiy Legend of Fantasia 2013 雷神-raizin- Live at Pacifico Yokohama Aug.25.2013』で視聴することができます。

タイアップと収録アルバム



表題曲「ラブレター」は、商業タイアップとして『ショウワノート』の1979年度CFとして利用され、広く耳にする機会が増えました。また、シングルには他にも様々な収録曲があり、主に次のアルバムに収められています：

このように「ラブレター」は、ALFEEの音楽活動における重要な一歩を象徴する作品として今も多くのファンに親しまれています。

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