ラリサ・セレズネワ

ラリサ・ユーリエヴナ・セレズネワ（Larisa Yurievna Selezneva、ロシア語: Лариса Юрьевна Селезнёва、1963年9月12日生まれ）は、旧ソビエト連邦出身の著名なフィギュアスケート選手であり、現在はコーチとして後進の指導にあたっています。

彼女は、パートナーであり夫でもあるオレグ・マカロフと共に、ペアスケーティングで輝かしい実績を残しました。特に、1984年のサラエボオリンピックでは銅メダルを獲得し、その実力は世界的に高く評価されました。また、1979-1980年シーズンと1980-1981年シーズンには、世界ジュニアフィギュアスケート選手権で2連覇を達成するという快挙を成し遂げ、若くしてその才能を開花させました。

シニアに転向後の1980年代には、ヨーロッパフィギュアスケート選手権で1987年と1989年の2度優勝を果たし、欧州の頂点に立ちました。1988年のカルガリーオリンピックでは、ショートプログラムで出遅れたものの、フリースケーティングで大きく巻き返し、総合4位という結果に終わりましたが、その競技力の高さは疑いようもありません。

現役引退後、セレズネワはコーチとしてのキャリアをスタートさせ、特にアメリカを拠点に活動しています。彼女の指導のもとで、多くの選手が育ち、フィギュアスケート界の発展に大きく貢献しています。

セレズネワの娘であるクセニヤ・マカロワもフィギュアスケート選手として活躍しており、母から受け継いだ才能を開花させています。

主な戦績

1984年 サラエボオリンピック 銅メダル
1979-1980年 世界ジュニアフィギュアスケート選手権 優勝
1980-1981年 世界ジュニアフィギュアスケート選手権 優勝
1987年 ヨーロッパフィギュアスケート選手権 優勝
1989年 ヨーロッパフィギュアスケート選手権 優勝
1988年 カルガリーオリンピック 総合4位


ラリサ・セレズネワは、選手としてだけでなく、コーチとしてもフィギュアスケート界に多大な影響を与え続けている人物です。彼女の情熱と才能は、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。

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