ラヴ・ガン
『ラヴ・ガン』（Love Gun）は、1977年にキッスが発表した6枚目のスタジオ・アルバムです。
1975年の『地獄の狂獣 キッス・ライヴ』、そして前作『地獄のロックファイアー』（1977年）を手がけたエディ・クレイマーが再びプロデューサーとして迎えられました。前作の方向性をさらに推し進め、より荒々しいロックンロール・ナンバーが満載されたアルバムとなっています。
当時のイギリスではパンク・ロック旋風が吹き荒れており、メンバー、特にジーン・シモンズがその影響を受けました。アルバムタイトルは、パンク・バンドの代表格である「セックス・ピストルズ」に対する敬意を表したものと言われています。
タイトル曲「ラヴ・ガン」をはじめ、「愛の謀略」や「クリスティーン・シックスティーン」など、ライブで定番となった楽曲が多数収録されています。また、「ショック・ミー」では、作者でありリード・ギタリストのエース・フレーリーが初めてリード・ヴォーカルを担当しました。
アルバムは全米ビルボード・アルバム・チャートで4位を記録し、プラチナ・ディスクを獲得しました。しかし、本作はオリジナル・ドラマーのピーター・クリスが全面参加した最後のスタジオ・アルバムとなりました。
Side 1
1. 愛の謀略 (I Stole Your Love) [3:04]
作詞/作曲：ポール・スタンレー
リード・ヴォーカル：ポール・スタンレー
ギター・ソロ：1回目 - ポール・スタンレー、2回目 - エース・フレーリー
アルバム発表後のツアーではオープニングを飾った、アップテンポなハードロック・ナンバー。
2. クリスティーン・シックスティーン (Christine Sixteen) [3:12]
作詞/作曲：ジーン・シモンズ
リード・ヴォーカル：ジーン・シモンズ
リズム・ギター：ジーン・シモンズ
ピアノ：エディ・クレイマー（プロデューサー）
3. ガット・ラヴ・フォー・セール (Got Love For Sale) [3:28]
作詞/作曲：ジーン・シモンズ
リード・ヴォーカル：ジーン・シモンズ
リズム・ギター：ジーン・シモンズ
4. ショック・ミー (Shock Me) [3:47]
作詞/作曲：エース・フレーリー
リード・ヴォーカル：エース・フレーリー
エース・フレーリーが初めてリード・ヴォーカルを担当した公式録音作品。中盤のギターソロは、オーバーダビングによって厚みのあるサウンドに仕上がっています。フレーリーが1976年12月のフロリダ公演で体験した感電事故を題材に書いた曲。
5. トゥモロー・アンド・トゥナイト (Tomorrow and Tonight) [3:38]
作詞/作曲：ポール・スタンレー
リード・ヴォーカル：ポール・スタンレー
Side 2
1. ラヴ・ガン (Love Gun) [3:16]
作詞/作曲：ポール・スタンレー
リード・ヴォーカル：ポール・スタンレー
ベース：ポール・スタンレー
マシンガンの発射音を模したイントロが印象的なシャッフル・ナンバー。ライブでの定番曲ですが、ヒットチャートでは最高61位と意外な結果に。
2. ヒューリガン (Hooligan) [2:58]
作詞/作曲：ピーター・クリス、スタン・ペンリッジ
リード・ヴォーカル：ピーター・クリス
ピーター・クリスの不良少年時代を反映した歌詞が特徴。
3. オールモスト・ヒューマン (Almost Human) [2:48]
作詞/作曲：ジーン・シモンズ
リード・ヴォーカル：ジーン・シモンズ
4. プラスター・キャスター (Plaster Caster) [3:25]
作詞/作曲：ジーン・シモンズ
リード・ヴォーカル：ジーン・シモンズ
愛が薄れていく様子を、固まっていく石膏に例えた歌詞が印象的。
5. ゼン・シー・キスド・ミー (Then She Kissed Me) [3:01]
作詞/作曲：ジェフ・バリー、エリー・グリニッチ、フィル・スペクター
リード・ヴォーカル：ポール・スタンレー
クリスタルズの「キッスでダウン」（1963年）のカバー。
本作発表後のツアーから、1977年9月2日のヒューストン公演の映像が、2006年に発表された編集DVD "Kissology: The Ultimate Kiss Collection Vol. 1 1974-1977" に "The Summit Houston, TX 9/2/77" として収録されています。
セットリスト例
愛の謀略（I Stole Your Love）
燃える欲情（Take Me）
熱きレディス・ルーム（Ladies Room）
ファイヤー・ハウス（Firehouse）
ラヴ・ガン（Love Gun）
フーリガン（Hooligan）
果てしなきロックファイアー（Makin' Love）
クリスティーン・シックスティーン（Chiristine Sixteen）
ショック・ミー（Shock Me）
いかすぜあの娘（I Want You）
悪魔のドクター・ラヴ（Calling Dr. Love）
狂気の叫び（Shout It Out Loud）
雷神（God Of Thunder）
ロックン・ロール・オール・ナイト（Rock And Roll All Nite）
デトロイト・ロック・シティ（Detroit Rock City）
ベス（Beth）
ブラック・ダイヤモンド（Black Diamond）
1978年3月下旬には、2度目の日本公演が行われ、日本武道館で東京公演が5回開催されました。
* ラヴ・ガン（デラックス・エディション）【SHM-CD】 - UNIVERSAL MUSIC (2015年1月28日発売)
概要
1975年の『地獄の狂獣 キッス・ライヴ』、そして前作『地獄のロックファイアー』（1977年）を手がけたエディ・クレイマーが再びプロデューサーとして迎えられました。前作の方向性をさらに推し進め、より荒々しいロックンロール・ナンバーが満載されたアルバムとなっています。
当時のイギリスではパンク・ロック旋風が吹き荒れており、メンバー、特にジーン・シモンズがその影響を受けました。アルバムタイトルは、パンク・バンドの代表格である「セックス・ピストルズ」に対する敬意を表したものと言われています。
タイトル曲「ラヴ・ガン」をはじめ、「愛の謀略」や「クリスティーン・シックスティーン」など、ライブで定番となった楽曲が多数収録されています。また、「ショック・ミー」では、作者でありリード・ギタリストのエース・フレーリーが初めてリード・ヴォーカルを担当しました。
アルバムは全米ビルボード・アルバム・チャートで4位を記録し、プラチナ・ディスクを獲得しました。しかし、本作はオリジナル・ドラマーのピーター・クリスが全面参加した最後のスタジオ・アルバムとなりました。
収録曲
Side 1
1. 愛の謀略 (I Stole Your Love) [3:04]
作詞/作曲：ポール・スタンレー
リード・ヴォーカル：ポール・スタンレー
ギター・ソロ：1回目 - ポール・スタンレー、2回目 - エース・フレーリー
アルバム発表後のツアーではオープニングを飾った、アップテンポなハードロック・ナンバー。
2. クリスティーン・シックスティーン (Christine Sixteen) [3:12]
作詞/作曲：ジーン・シモンズ
リード・ヴォーカル：ジーン・シモンズ
リズム・ギター：ジーン・シモンズ
ピアノ：エディ・クレイマー（プロデューサー）
3. ガット・ラヴ・フォー・セール (Got Love For Sale) [3:28]
作詞/作曲：ジーン・シモンズ
リード・ヴォーカル：ジーン・シモンズ
リズム・ギター：ジーン・シモンズ
4. ショック・ミー (Shock Me) [3:47]
作詞/作曲：エース・フレーリー
リード・ヴォーカル：エース・フレーリー
エース・フレーリーが初めてリード・ヴォーカルを担当した公式録音作品。中盤のギターソロは、オーバーダビングによって厚みのあるサウンドに仕上がっています。フレーリーが1976年12月のフロリダ公演で体験した感電事故を題材に書いた曲。
5. トゥモロー・アンド・トゥナイト (Tomorrow and Tonight) [3:38]
作詞/作曲：ポール・スタンレー
リード・ヴォーカル：ポール・スタンレー
Side 2
1. ラヴ・ガン (Love Gun) [3:16]
作詞/作曲：ポール・スタンレー
リード・ヴォーカル：ポール・スタンレー
ベース：ポール・スタンレー
マシンガンの発射音を模したイントロが印象的なシャッフル・ナンバー。ライブでの定番曲ですが、ヒットチャートでは最高61位と意外な結果に。
2. ヒューリガン (Hooligan) [2:58]
作詞/作曲：ピーター・クリス、スタン・ペンリッジ
リード・ヴォーカル：ピーター・クリス
ピーター・クリスの不良少年時代を反映した歌詞が特徴。
3. オールモスト・ヒューマン (Almost Human) [2:48]
作詞/作曲：ジーン・シモンズ
リード・ヴォーカル：ジーン・シモンズ
4. プラスター・キャスター (Plaster Caster) [3:25]
作詞/作曲：ジーン・シモンズ
リード・ヴォーカル：ジーン・シモンズ
愛が薄れていく様子を、固まっていく石膏に例えた歌詞が印象的。
5. ゼン・シー・キスド・ミー (Then She Kissed Me) [3:01]
作詞/作曲：ジェフ・バリー、エリー・グリニッチ、フィル・スペクター
リード・ヴォーカル：ポール・スタンレー
クリスタルズの「キッスでダウン」（1963年）のカバー。
ツアー
本作発表後のツアーから、1977年9月2日のヒューストン公演の映像が、2006年に発表された編集DVD "Kissology: The Ultimate Kiss Collection Vol. 1 1974-1977" に "The Summit Houston, TX 9/2/77" として収録されています。
セットリスト例
愛の謀略（I Stole Your Love）
燃える欲情（Take Me）
熱きレディス・ルーム（Ladies Room）
ファイヤー・ハウス（Firehouse）
ラヴ・ガン（Love Gun）
フーリガン（Hooligan）
果てしなきロックファイアー（Makin' Love）
クリスティーン・シックスティーン（Chiristine Sixteen）
ショック・ミー（Shock Me）
いかすぜあの娘（I Want You）
悪魔のドクター・ラヴ（Calling Dr. Love）
狂気の叫び（Shout It Out Loud）
雷神（God Of Thunder）
ロックン・ロール・オール・ナイト（Rock And Roll All Nite）
デトロイト・ロック・シティ（Detroit Rock City）
ベス（Beth）
ブラック・ダイヤモンド（Black Diamond）
1978年3月下旬には、2度目の日本公演が行われ、日本武道館で東京公演が5回開催されました。
外部リンク
* ラヴ・ガン（デラックス・エディション）【SHM-CD】 - UNIVERSAL MUSIC (2015年1月28日発売)
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