リサ・レイモンド

リサ・レイモンド（Lisa Raymond、1973年8月10日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身の女子プロテニス選手です。小柄ながらも、ダブルスの名手として長年にわたり活躍し、数々の輝かしい戦績を残しました。

プロ入りと初期のキャリア

1993年5月にプロ転向。同年のウィンブルドンでは、シングルスで4回戦に進出するなど、その才能の片鱗を見せました。フロリダ州立大学で法学を学びながらプロとして活動するという異色の経歴も持っています。

シングルスでの活躍

シングルスでは、2000年ウィンブルドンと2004年全豪オープンでベスト8に進出。2004年の全豪オープンでは、ビーナス・ウィリアムズを破るなど、印象的な勝利を挙げました。

ダブルスでの輝かしい実績

リサ・レイモンドは、ダブルスで際立った実績を残しています。WTAツアーでダブルス79勝を挙げ、4大大会でも女子ダブルスで6勝、混合ダブルスで5勝を記録しています。

長年のパートナーであるレネ・スタブスとは、数々のタイトルを獲得し、公私ともにパートナーとしての関係を築きました。また、リンゼイ・ダベンポート、マルチナ・ナブラチロワなど、多くの名選手ともペアを組み、勝利を重ねています。

2006年の全仏オープンでは、サマンサ・ストーサーとのペアで女子ダブルス優勝を果たし、キャリア・グランドスラムを達成しました。

2011年全米オープンではリーゼル・フーバーとのペアで優勝し、4大大会女子ダブルス6勝目を挙げています。2012年4月には、38歳という年齢でダブルスランキング1位に返り咲き、最年長記録を更新しました。

混合ダブルスでの成功

混合ダブルスでも、4大大会で5つのタイトルを獲得しています。2012年ウィンブルドン選手権ではマイク・ブライアンとのペアで優勝し、ロンドン五輪でも混合ダブルスで銅メダルを獲得しました。

その他の活動

2004年アテネ五輪では、マルチナ・ナブラチロワとのペアでアメリカ代表として出場しました。2015年までダブルス専門で活動し、長年にわたり世界のテニス界を牽引しました。

リサ・レイモンドの功績

リサ・レイモンドは、ダブルスのスペシャリストとして、その卓越した技術と戦術で数々の勝利を飾りました。長年にわたる活躍は、多くのファンに感動を与え、テニス界に大きな影響を与えました。小柄ながらも、世界で活躍する彼女の姿は、多くの人々に勇気を与えています。

主な戦績

WTAツアー シングルス：4勝
WTAツアー ダブルス：79勝
4大大会 女子ダブルス：6勝
4大大会 混合ダブルス：5勝
* オリンピック 混合ダブルス：銅メダル（2012年ロンドン）

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