リチウムエナジージャパン

株式会社リチウムエナジージャパンの概要

株式会社リチウムエナジージャパンは、リチウムイオン二次電池の開発・製造・販売を手掛ける企業であり、2007年に設立されました。本社は滋賀県栗東市に所在していましたが、企業活動の過程で京都府への移転を経て、最終的には栗東市内に新たな工場を建設するに至りました。

設立と資本構成

同社は、ジーエス・ユアサコーポレーションの子会社であるジーエス・ユアサパワーサプライ、三菱商事、三菱自動車工業の出資により、2007年12月12日に設立されました。出資比率は、ジーエス・ユアサパワーサプライが51%、三菱商事が34%、三菱自動車が15%となっており、資本金は20億円に達しました。

工場の建設と移転

設立当初はGSユアサの本社内の工場で生産を予定していましたが、生産能力を向上させるために滋賀県草津市に土地を買収し、2011年に第2工場を建設しました。この工場の敷地面積は20,048平方メートルで、建屋面積は7,873平方メートルとなっています。そして、さらに南びわ湖駅予定地を取得し、栗東市内に第3工場を設けるとともに、本社も移転を行いました。

製品と生産能力

同社の主力製品であるリチウムイオン電池は、三菱自動車の電気自動車「i-MiEV」などにも使用されています。栗東工場の稼働後は、リチウムイオン電池のセル「LEV50」を年間に20万セル生産し、これは約2000台分のi-MiEVに相当します。

沿革

リチウムエナジージャパンの沿革を見ていくと、次のような重要な節目があります。2007年に設立された後、2008年には滋賀県草津市の土地を買収しました。2009年6月には草津工場での出荷を開始し、11月には栗東工場の建設に向けた交渉を開始しました。2010年に栗東工場が着工し、2011年に本社も栗東工場内へ移転しました。2012年4月には栗東工場から出荷が開始されました。

事業譲渡と法人解散

2024年には、GSユアサの100%子会社化が発表され、事業はGSユアサへ譲渡される予定です。その後、法人は解散されることが決定しました。具体的には、2024年1月に三菱商事の持株を全て取得し、法人解散の準備が進む中、4月には正式に法人解散手続きが行われる見込みです。9月には清算手続きが完了し、法人登記も閉鎖される予定です。

まとめ

株式会社リチウムエナジージャパンは、リチウムイオン電池の開発・製造を通じて電気自動車などの分野に貢献してきました。しかしながら、2024年の法人解散をもって、その使命の一端がGSユアサに引き継がれることとなります。

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