リチャード・テンプル＝グレンヴィル (初代バッキンガム＝シャンドス公爵)

初代バッキンガム＝シャンドス公爵リチャード・テンプル＝ニュージェント＝ブリッジス＝シャンドス＝グレンヴィル

初代バッキンガム＝シャンドス公爵リチャード・テンプル＝ニュージェント＝ブリッジス＝シャンドス＝グレンヴィル（Richard Temple-Nugent-Brydges-Chandos-Grenville, 1st Duke of Buckingham and Chandos, 1776年3月20日 - 1839年1月17日）は、イギリスの貴族、政治家として知られています。

生い立ちと初期のキャリア

1776年3月20日、政治家である初代バッキンガム侯爵ジョージ・ニュージェント＝テンプル＝グレンヴィルとその妻メアリー（初代ニュージェント伯爵ロバート・ニュージェントの娘）の長男としてロンドンで生まれました。彼はオックスフォード大学ブレーズノーズ・カレッジで学び、学問に励みました。

1797年から1813年まで、バッキンガムシャー選挙区から選出され庶民院議員を務め、政治家としてのキャリアをスタートさせました。1796年には第3代シャンドス公爵ジェイムズ・ブリッジスの娘アンと結婚。1799年11月15日には、妻の実家の家名と爵位名を加え、「テンプル＝ニュージェント＝ブリッジス＝シャンドス＝グレンヴィル」に改姓しました。

政治家としての活躍

1800年から1801年にかけて、インド庁のコミッショナーに就任。1806年2月5日には枢密顧問官に列し、1806年から1807年にかけて通商庁副長官と陸軍支払長官を歴任するなど、重要な役職を担いました。

1813年2月11日、父から第2代バッキンガム侯爵位を継承し、貴族院議員に転じます。また、1813年から1839年までバッキンガムシャー統監を務めました。

1822年2月4日には、バッキンガム＝シャンドス公爵、シャンドス侯爵、ストーのテンプル伯爵に叙せられました。ストーのテンプル伯爵位には、孫娘アンとその男系男子に継承可能な特別継承規定が設けられました。

1830年7月から11月にかけては王室家政長官を務めるなど、晩年まで政治の舞台で活躍しました。

死去とその後

1839年1月25日、バッキンガムシャーのストーで死去。爵位は唯一の男子リチャードが継承しました。

栄典

リチャード・テンプル＝ニュージェント＝ブリッジス＝シャンドス＝グレンヴィルは、数々の爵位を保持していました。

1813年：第2代バッキンガム侯爵、第4代テンプル伯爵、第3代ニュージェント伯爵、第5代コバム子爵、第5代コバム男爵を継承
1822年：初代バッキンガム＝シャンドス公爵、初代シャンドス侯爵、バッキンガム州におけるストーの初代テンプル伯爵を叙爵
* 1820年：ガーター騎士団ナイトを受勲

家族

1796年4月16日に第3代シャンドス公爵ジェイムズ・ブリッジスの娘アンと結婚。二人の間には、爵位を継承する息子リチャード・プランタジネット・テンプル＝ニュージェント＝ブリッジス＝シャンドス＝グレンヴィルが誕生しました。

人物

リチャード・テンプル＝ニュージェント＝ブリッジス＝シャンドス＝グレンヴィルは、その長い名前と数々の爵位からもわかるように、イギリス貴族社会において非常に重要な人物でした。政治家としても様々な役職を歴任し、国の発展に貢献しました。彼の生涯は、イギリス貴族の歴史を語る上で欠かせないものとなっています。

もう一度検索