リッキー・ノラスコ

カルロス・エンリケ・ノラスコ

カルロス・エンリケ・ノラスコ（Carlos Enrique Nolasco）は、1982年12月13日生まれの元プロ野球選手です。アメリカ・カリフォルニア州リバーサイド郡コロナ出身で、右投右打の投手として知られています。愛称は「トリッキー」。

経歴

プロ入りとカブス傘下時代

ノラスコは2001年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから4巡目（全体108位）で指名され、プロ選手としての道を歩み始めました。プロ入りから着実に成長を遂げ、2005年にはAA級ウェストテン・ダイヤモンドジャックスで14勝を挙げ、防御率も2.87を記録してリーグ最優秀投手に選ばれました。特に彼は174奪三振を記録し、リーグ最多となりました。

マーリンズ時代

2005年にフロリダ・マーリンズに移籍し、2006年にはメジャーデビューを果たしました。この年、彼は11勝を挙げ、スコット・オルセン、ジョシュ・ジョンソン、アニバル・サンチェスらと共に、同一チームから新人投手が二桁勝利を挙げるという快挙を達成しました。ノラスコは2008年に復活の年を迎え、チーム最多の15勝を挙げ、186奪三振を記録しました。その後、彼は2009年に16奪三振を記録し、さらに驚異的な9人連続奪三振の記録を打ち立てました。2010年には故障にも見舞われましたが、14勝を記録し、3年連続で二桁勝利を達成しました。しかし、これ以降は成績が高低を繰り返すこととなりました。

ドジャース時代

2013年にドジャースへ移籍し、移籍後は安定した成績を残しました。ザック・グレインキーを参考にピッチングを改良し、シーズン終盤には12試合連続で自責点3以内に抑える素晴らしい成績を収めました。その年、彼は通算で13勝を達成し、6年連続の2桁勝利を記録しました。

ツインズ時代

2013年にはミネソタ・ツインズと4年契約を結びましたが、ここでは防御率5.38という厳しい結果となりました。2015年には自身の通算100勝を達成しましたが、登板数が限られ、成績は不振のままでした。2016年も打撃を抑えきれず、シーズンを通じて厳しい結果となりました。

エンゼルス時代

2016年にはロサンゼルス・エンゼルスに移籍し、再び先発ローテーションに加わりました。エンゼルスでは11試合に先発し、防御率3.21とそれなりに持ち直しましたが、シーズン通算では8勝14敗という成績にとどまりました。

ロイヤルズ及びダイヤモンドバックス傘下時代

2018年以降はカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、さらにはアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約しましたが、メジャー昇格の機会はありませんでした。

詳細情報

ノラスコの選手としての華やかなキャリアは、多くの記録と共に人々の記憶に残っています。彼の背番号47は、2006年から2017年の間、近しい技術の証ともなりました。彼のプレーは、多くのファンに影響を与え続けています。今後の彼の活動にも注目が集まることでしょう。

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