リック・サヴェージ

リック・サヴェージ、本名リチャード・サヴェージは、1960年12月2日生まれのイギリス出身のミュージシャンであり、ハードロックバンド、デフ・レパードのベーシストとして広く知られています。バンド内ではドラマーのリック・アレンと区別するため、「サヴ」という愛称で親しまれています。身長180cm。

音楽への目覚めとバンド結成

幼少期、サヴェージは兄からギターの手ほどきを受け、ロッド・スチュワートやドン・マクリーンなどの楽曲を演奏していました。また、サッカー選手としての才能も持ち合わせており、一時はプロを目指していましたが、最終的には音楽の道を選択。クラスメイトであったトニー・ケニングやピート・ウィリスらと共に、デフ・レパードの前身となるバンド、アトミック・マスを結成しました。アトミック・マス時代には、クイーン、スレイド、ディープ・パープルといった当時の人気バンドのカバーを中心に演奏していました。

ベーシストへの転向とデフ・レパードの誕生

バンド活動の中で、ウィリスのギターの腕前が上達したことから、サヴェージはベーシストに転向。さらに、バンドにボーカリストが必要となった際、ウィリスの紹介でジョー・エリオットがオーディションを受け、加入が決定しました。その後、ギタリストとしてスティーヴ・クラークが加入し、バンド名をデフ・レパードと改名。ここから、世界的な成功を収めるデフ・レパードの歴史が始まりました。

ベル麻痺との闘い

1994年、サヴェージはベル麻痺を発症。顔面麻痺の後遺症が現在も残っており、疲労時には症状が顕著に現れるとのことです。しかし、彼は病に屈することなく、デフ・レパードのベーシストとして精力的に活動を続けています。

私生活

サヴェージは結婚しており、スコットとタイラーという二人の息子がいます。休日には息子たちとサッカー観戦に出かけたり、ゴルフを楽しんだりするなど、家族との時間を大切にしているようです。また、インテリアにも関心があり、自宅の飾り付けなども手がけるとのことです。

使用楽器

以前はヘイマー社製のエクスプローラーやオリジナルシェイプのベース、ワッシュバーン社製のXB920（4弦）やXB925（5弦）を使用していましたが、近年はユニオンジャックがあしらわれたジャクソン社製の5弦ベースを愛用しています。

デフ・レパードの屋台骨を支えるベーシスト、リック・サヴェージ。彼の音楽への情熱と家族を愛する姿は、多くのファンを魅了し続けています。

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