リッスン・ライク・シーヴズ (曲)

リッスン・ライク・シーヴズ

オーストラリアの名ロック・バンドINXSが1985年に発表したアルバム『リッスン・ライク・シーヴズ』に収録された同名の曲は、1986年にシングルとしてリリースされました。この曲はバンドの3枚目のシングルであり、多くのリスナーの間でその存在感を誇示しました。当時、曲はリリース後すぐに話題を集め、同アルバムの中でも特に注目されていました。

シングルとB面の曲

シングルは1986年に正式にリリースされましたが、アルバム自体はその約一年ほど前の1985年10月に発売されていました。また、シングルのB面には映画『クロコダイル・ダンディー』のサウンドトラックから、認知度の高い「ディファレント・ワールド」が収められていました。特にこの映画もオーストラリアの文化を象徴する作品であり、楽曲も多くの人々に支持されました。

7インチのシングルにおいて、オーストラリアでのB面は「ディファレント・ワールド」でしたが、UK盤とUS盤では「ビーゴットゥン」が収録され、日本盤では短い曲として知られる「シックス・ノッツ」と、アルバムのヒット曲「ワン・シング」のライヴ版が収録されました。このように、地域によって収録される曲が異なるため、各国でのリリースは多様なバリエーションを持っています。さらに、12インチ盤やEP盤なども存在し、コレクターズアイテムとしての側面も兼ね備えています。

チャート成績

リッスン・ライク・シーヴズは全英シングルチャートで最高46位を記録しました。この曲はINXSの音楽キャリアの中での一つの節目ともいえるもので、バンドのスタイルに強い影響を与えました。曲調はダンスロック寄りであり、洗練されたメロディーとリズミカルなビートが特徴です。このスタイルはバンドがその後も続けることになる進化の一環でもありました。

カバー曲

また、INXSのこの曲は1992年にウォズ (ノット・ウォズ) によってカバーされ、ベスト・アルバム『ハロー・ダッド…アイム・イン・ジェイル』のプロモーションに使用されました。この新しいバージョンも全英シングルチャートで最高58位まで上昇し、元々のバージョンとは異なる新鮮さを持っていました。INXSの音楽が幅広い世代に愛され続けていることが、このカバーからも明らかです。

結論

『リッスン・ライク・シーヴズ』は、ただの楽曲を超えてINXSのアイデンティティを反映した重要な作品です。シングルのリリースとともに、バンドの影響力を再確認する機会となり、多彩なバリエーションで提供された曲の数々は、今もなおリスナーに強く印象を与え続けています。

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