リーズ・ユナイテッドFC

リーズ・ユナイテッド・フットボール・クラブ (Leeds United Football Club)

リーズ・ユナイテッドFCは、イングランドのリーズを本拠地とするプロサッカークラブで、現在はイングランドプロサッカーリーグ（プレミアリーグ）に加盟しています。クラブのホームスタジアムは「エランド・ロード」で、約40,242人を収容可能です。リーズ・ユナイテッドは、プレミアリーグが現在の名称になる前の最後のリーグ王者であり、その栄光ある歴史は多くのファンに愛され続けています。

歴史の概要

リーズ・ユナイテッドFCは、1904年に創設されたリーズ・シティに起源がありますが、当クラブは1919年にその後継として設立されました。1960年代から1970年代にかけての初の黄金期では、監督のドン・レヴィーのもと、ビリー・ブレムナーやジャッキー・チャールトンといったスター選手たちが育てられ、クラブは一部リーグ昇格を果たしました。この時期、1967-68シーズンにおいてはフットボールリーグカップとインターシティーズ・フェアリーズカップの2冠を達成し、1974-75シーズンにはチャンピオンズリーグで準優勝の輝かしい成果を残しました。

その後、90年代になると一度落ち込む時期がありましたが、1991-92シーズンには再びフットボールリーグの頂点に立ち、プレミアリーグでは強豪として認知される存在となりました。しかし、2000-01シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグでベスト4に進出するものの、財政的問題が表面化し、次第に主力選手を放出せざるを得ない状況となりました。

再建と昇格

リーズ・ユナイテッドは2003-04シーズンにEFLチャンピオンシップに降格し、その後も数年にわたり財政難に苦しむことになります。2005年、ケン・ベイツ氏がクラブを買収し再建に努めますが、2007年には約84億円の負債を抱え破産申請に至りました。この影響でクラブの勝ち点は減額され、再び降格の憂き目に遭いました。

2010-11シーズンにはチャンピオンシップに戻りますが、財政問題は依然として解決されず、選手の放出が続きました。それでも、2012年にはGFHキャピタルがクラブを買収し、状況が良化の兆しを見せました。その後、2014年にはイタリアの富豪マッシモ・チェリーノがオーナーとなり、運営の刷新が試みられましたが、資金面での困難は続きました。

2017年にはアンドレア・ラドリッツァーニがオーナーとなり、チームに新たな方向性をもたらしました。そして、2019-20シーズンにはEFLチャンピオンシップでの優勝を成し遂げ、再びプレミアリーグへと昇格しました。昇格初年度は9位で終えたものの、次シーズンは17位と危うい位置に。

2023-24シーズンの現在

2022-23シーズンは最終節まで残留争いを展開し、降格が決まりましたが、2023-24シーズンの序盤は出遅れるものの、徐々に調子を上げていき、自動昇格圏に入るまでに成長を見せました。しかしリーグ終盤に再び失速し、プレーオフにまわることとなりました。昇格プレーオフではノリッジを破ったものの、決勝ではサウサンプトンに敗れ、残念ながら1年でのプレミア復帰は叶いませんでした。

国内タイトル

• - フットボールリーグ: 3回 (1968-69, 1973-74, 1991-92)
• - EFLチャンピオンシップ: 4回 (1923-24, 1963-64, 1989-90, 2019-20)
• - FAカップ: 1回 (1971-72)
• - EFLカップ: 1回 (1967-68)
• - コミュニティ・シールド: 2回 (1969, 1992)

国際タイトル

• - インターシティーズ・フェアーズカップ: 2回 (1967-68, 1970-71)

歴史的名選手や監督たちを輩出し、数多くのファンに支えられながらも、様々な環境の変化に適応する努力を続けているリーズ・ユナイテッドFCは、今後も目が離せないクラブの一つです。

もう一度検索