ルイス・カスティーヨ (1992年生の投手)

ルイス・ミゲル・カスティーヨのプロフィール

ルイス・ミゲル・カスティーヨは、1992年12月12日生まれのドミニカ共和国出身のプロ野球選手で、現在シアトル・マリナーズに所属する投手です。彼は右投げ右打ちで、愛称として「ラ・ピエドラ（La Piedra）」、つまり「石」と呼ばれています。

経歴

プロ入りとジャイアンツ傘下時代

カスティーヨは2011年にアマチュア・フリーエージェントとしてサンフランシスコ・ジャイアンツと契約し、プロ生活をスタートさせました。2012年にはルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ジャイアンツでのデビューを果たし、19試合に登板し1勝3敗と2セーブ、防御率3.31を記録しました。2013年はさらに成績を上げ、同リーグで20セーブを挙げ、防御率0.64と目覚ましい活躍を見せました。2014年にはA級オーガスタ・グリーンジャケッツで48試合に登板し、2勝2敗10セーブ、防御率3.07を記録しました。

マーリンズ傘下時代

2014年のオフ、カスティーヨはケイシー・マギーとのトレードでマイアミ・マーリンズに移籍しました。2015年にはA級グリーンズボロ・グラスホッパーズとA+級ジュピター・ハンマーヘッズでプレーし、合計で35試合に登板。6勝6敗4セーブ、防御率3.20をマークしました。2016年はA+級ジュピターとAA級ジャクソンビル・サンズで26試合に登板し、8勝6敗、防御率2.26を記録。シーズン中にサンディエゴ・パドレスへトレードされた後、再度マーリンズに戻りました。

レッズ時代

2017年1月、カスティーヨはダン・ストレイリーとのトレードでシンシナティ・レッズに移籍。彼はAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズで開幕を迎え、14試合に先発登板し4勝4敗、防御率2.58を記録しました。メジャーデビューは6月23日のワシントン・ナショナルズ戦で、5回2失点という成績を残し、その後は先発ローテーションに定着しました。2018年にはシーズン中に31試合で10勝12敗、防御率4.30の成績を収めるなど、成長を続けました。

マリナーズ時代

2022年7月、カスティーヨはシアトル・マリナーズに移籍しました。契約後の9月には5年1億800万ドルでの契約延長が決まり、シーズンを通じて通算8勝を挙げました。また、ポストシーズンではトロント・ブルージェイズとのワイルドカードシリーズ第1戦に先発し、無失点の好投でチームの勝利に貢献しました。2023年7月にはオールスターゲームに選出され、通算3度目の出場を果たしました。

選手としての特徴

カスティーヨの最大の武器は「魔球」と称されるチェンジアップです。この変化球は彼の投球の中でも特に際立っていますが、他にも最速100.7mph（約162.1km/h）の速球やスライダーも投げており、その多様な投球術が評価されています。

表彰と成績

彼は2019年4月にはピッチャー・オブ・ザ・マンスに選出された経験があり、すでに3回のオールスターゲーム選出を果たしています。背番号は58であり、情熱を持って投げ続ける姿勢がファンを魅了しています。カスティーヨは今後のキャリアでもさらなる活躍が期待される選手です。

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