ルイ・オブ・ウェールズ

ルイ・アーサー・チャールズ・オブ・ウェールズ王子

ルイ・アーサー・チャールズ・オブ・ウェールズ王子は、2018年4月23日にイギリス王室で誕生した王子です。彼はケンブリッジ公ウィリアム王太子とキャサリン妃の間に生まれた第3子であり、兄であるジョージ王子と姉のシャーロット王女の後に続く存在です。ルイ王子は、現在イギリス王位の継承順位で第4位に位置しています。

出生の経緯

ルイ王子の誕生は、2017年9月4日にケンジントン宮殿から発表されました。この日、キャサリン妃は3人目の妊娠を報告し、その後10月17日に出産予定日が4月であることが確認されました。そして、2018年3月22日、キャサリン妃は出産に向けて11週間の産休に入ります。

2018年4月23日の早朝、キャサリン妃は分娩を開始し、同日の午前11時01分に3,800グラムの男児を出産しました。ウィリアム王太子は立ち会い、出産はガイ・ソープ＝ビーストン博士のチームによって無事に行われました。

人物と称号

ルイ王子は、出生と同時に「王子（prince）」の身分と「殿下（His Royal Highness）」の称号が授けられています。この称号は、2012年12月21日にエリザベス2世女王による特許状に基づき、プリンス・オブ・ウェールズの長男の全ての子どもに与えられることが決められたためです。また、2013年の王位継承法の変更により、彼は姉のシャーロット王女よりも王位継承権が劣位にある初めての男児となりました。

2018年4月27日、イギリス王室はルイ王子の名前が「ルイ・アーサー・チャールズ」であることを発表しました。

名前の由来

ルイ王子の名前は、兄のジョージ王子や姉のシャーロット王女と同様に、多くの関心を集めました。懐妊発表時、性別がまだ不明だったため、候補には「アリス」や「ヴィクトリア」など女子名が上位に挙げられましたが、男子名では「アルバート」や「アーサー」が続きました。

出産前の時点で、ウィリアム王太子がサッカーチーム、アストン・ヴィラFCの選手にちなんで「ジャックも考えたい」と発言したことから、性別を知っているのではないかという憶測も生まれました。ただし、ルイ王子には未来の国王となるジョージ王子とは違った名前が選ばれるかもしれないという意見もありました。

「ルイ」という名前は、エリザベス2世の夫フィリップ王配の叔父であるルイス・マウントバッテンにちなんで付けられたものとされています。「アーサー」はウィリアム王子のミドルネームであり、アーサー王伝説などを背景にした名前として多くのブックメーカーが予想していました。最後の「チャールズ」は、当時プリンス・オブ・ウェールズであったルイの祖父、チャールズ3世に由来します。

ルイ王子の名前に関しては、公式には末尾のsを発音しない「ルイ」とすることが明言されています。

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