ルイージ・ダトメ

ルイージ・ダトメ（Luigi Datome, 1987年11月27日 - ）は、イタリア・ヴェネト州モンテベッルーナ出身のバスケットボール選手です。ポジションは主にスモールフォワード（SF）とパワーフォワード（PF）をこなします。

プロキャリア

ダトメは2003年にセリエAのメンズ・サーナ・バスケットでプロデビューを果たし、初年度からリーグとカップ戦の優勝を経験するという幸運に恵まれました。その後、スカファーティ・バスケットを経て、2008年にパラカネストロ・ヴィルトゥス・ローマへ移籍。ローマ在籍中の2012-13シーズンには、平均16.4得点、5.6リバウンドを記録し、リーグMVPに輝きました。

NBAへの挑戦

2013年7月16日、ダトメはNBAのデトロイト・ピストンズと2年350万ドルの契約を締結し、長年の夢であったNBA入りを果たしました。しかし、NBAのプレースタイルに順応するのに苦労し、傘下のグランドラピッズ・ドライブでのプレーが中心となりました。2015年2月19日には、フェニックス・サンズを巻き込んだ三角トレードでボストン・セルティックスへ放出されました。

トルコでの成功

2015年7月14日、ダトメはトルコリーグ（TBL）の強豪、フェネルバフチェ・ユルケルと契約しました。フェネルバフチェでは、2015-16シーズンにリーグ優勝を果たし、自身もリーグMVPに選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。さらに、翌2016-17シーズンにはユーロリーグ優勝も達成し、ヨーロッパ最高峰の舞台でもその実力を証明しました。

代表キャリアと引退

ダトメは、2005年のU-18、2007年のU-20ヨーロッパ選手権にイタリア代表として出場し、3位入賞を果たしました。2007年からはフル代表に定着し、長年にわたりイタリア代表を牽引しました。2023年7月、2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップでのプレーを最後に現役を引退することを発表しました。

ダトメは、その高いシュート力とバスケットボールIQ、そしてリーダーシップで、数々のチームを勝利に導いてきました。彼の引退は、イタリアバスケットボール界にとって大きな損失と言えるでしょう。

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