ルシュニャ

ルシュニャはアルバニア中西部に位置する都市で、フィエル州の県都です。人口は約5万5千人。ドゥラスとベラトを結ぶ街道沿いに発展しました。

歴史

ルシュニャの起源は中世後期に遡ります。サルシェというトルコ人女性が開いた茶屋が街の始まりとされ、2000年頃まで、高齢の男性はルシュニャをサルシェと呼んでいたそうです。

1920年1月、ルシュニャでは国会が開かれ、一時的にアルバニアの暫定首都となりました。全国の首長が集まり、ティラナを暫定首都とすることを決定。後にティラナが恒久的な首都となりました。

地理と産業

アルバニアは山岳地帯が多いですが、ルシュニャ県内は珍しく農業が盛んです。アルバニアの食料庫として重要な役割を担っています。社会主義時代には食品加工や建設資材関連の工場が多く存在しましたが、体制崩壊後に多くが破綻しました。

サヴラの戦い

ルシュニャ市街から3キロメートルほどの場所にあるサヴラは、1385年にゼタ公国とオスマン帝国が初めて戦火を交えた場所です。サヴラの戦いにおいて、ゼタ公国のバルシャ2世が戦死しました。

ゆかりの人物

レイ・マナイ (サッカー選手)
ヒスニ・ゼラ (歌手)
マルガリータ・ジェパ (俳優)
ケマル・ムライ (近代アルバニア建国の父)
フェリト・ヴォコポラ (近代アルバニア建国の父)
ネビ・セファ (近代アルバニア建国の父)

外部リンク
アルバニア語'>市公式サイト
アルバニア語'>フィエル州公式観光ガイド(英語)
* Karavasta Lagoon | Ramsar

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