ルスネイ・カスティーヨ

ルスネイ・カスティーヨ・ペラサ

ルスネイ・カスティーヨ・ペラサは、1987年7月9日にキューバ・シエゴ・デ・アビラ州に生まれた外野手です。彼は右投げ右打ちの選手で、現在はリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル（メキシカンリーグ）のケレタロ・コンスピレーターズに所属しています。

経歴

キューバ時代

カスティーヨは2008-2009シーズンからキューバ国内リーグのセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルでティグレス・デ・シエゴ・デ・アビラに所属し、デビューから連続して4シーズンで打率3割を達成しました。2010-2011シーズンには29盗塁を記録し、リーグトップの座を獲得しました。彼は2011年のIBAFワールドカップ、2012年のハーレムベースボールウィークなど、数多くの国際大会にもキューバ代表として出場しています。特に2012年には台湾で行われたサンダーシリーズや野球日本代表との強化試合にも参加しました。

しかし、2012-2013シーズンは打撃フォームに苦しみ、WBCに向けた最終選考ではロースターから外れました。2013年末にはアメリカに亡命し、音楽プロデューサーのジェイ・Zが経営するロック・ネイション社との代理人契約を結び、MLBの複数球団に関心を持たれました。

プロ入りとレッドソックス時代

2014年8月24日にボストン・レッドソックスと契約を結び、7年契約総額7250万ドルという破格の金額で合意しました。彼は2014年の9月にMLBデビューを果たし、10試合に出場して打率.333、2本塁打を記録しました。2015年にはマイナーリーグでプレーし、80試合で打率.253を収めましたが、2016年には出場機会が減少。

特に2017年は贅沢税対策のためMLB40人枠から外され、AAA級で87試合に出場し、打率.314、15本塁打を記録しました。しかし、MLBの規定により彼の復帰は困難となり、以後もマイナーリーグでプレーを続けました。2018年には再びAAA級でMVPを受賞し、2019年にはオールスターゲームにも出場します。

2020年には新型コロナウイルスの影響で実戦ができず、契約期間を満了。彼のMLBでの成績は99試合出場、打率.262、7本塁打に留まりました。

楽天時代

2021年1月に東北楽天ゴールデンイーグルスと契約を結びました。来日後は調整に時間を要し、実戦復帰後もコンスタントに試合に出場しましたが、シーズン通算では33試合に出場し、打率.225、1本塁打の成績で終わりました。シーズン終了後、楽天を退団しました。

ナショナルズ傘下時代

2022年にはワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結びましたが、シーズン中に自由契約となります。

独立リーグ時代

同年4月にはアトランティックリーグのロングアイランド・ダックスに入団し、7月には自由契約となりました。

メキシカンリーグ時代

2023年にはリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのグアダラハラ・マリアッチスと契約し、打率.279を記録。シーズン終了後、母国キューバのウィンターリーグに参加し、2024年には新球団ケレタロ・コンスピレーターズと契約しました。

詳細情報

初記録

• - 初出場：2021年4月23日 対埼玉西武ライオンズ
• - 初安打：2021年6月21日 対オリックス・バファローズ
• - 初本塁打：2021年8月31日 対福岡ソフトバンクホークス

背番号

• - 38（2014 - 2016年）
• - 12（2021年）

彼の野球キャリアは多様な経験に満ち、国内外でのプレーを通じて成長を続けています。

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