ルーキーショー・愛はかげろう

ルーキーショー・愛はかげろう：1992年の恋愛バラエティ番組を紐解く

1992年4月4日から9月26日まで、TBS系列で放送された『ルーキーショー・愛はかげろう』は、日曜未明のオムニバスバラエティ番組『星期六我家的電視 日曜早朝枠』内で放送されていた恋愛バラエティ番組です。毎週日曜3:00から4:59まで、視聴者を魅了しました。

前番組からのリニューアルと番組内容

本番組は、前番組『ますこっとたわー』のリニューアル版として誕生しました。前番組から引き継がれたのは、ルー大柴、きたろう、翔の3名による進行です。彼らの頭文字から番組名「ルーキーショー」が付けられました。ただし、前番組でルー大柴と司会を務めていたちはるは降板し、番組内容も大幅に変更されています。

番組のメイン企画は、公開お見合い。毎回、会社社長や芸能界で活躍する独身男性が1名登場し、ゲーム形式で選ばれた若手モデルやアイドルなどの独身女性と公開でのお見合いを行いました。この他に、前番組から一部路線を引き継ぎ、アイドル歌手による歌やインタビューコーナー、MC3名による軽妙なトークコーナーなども放送されました。これらのコーナーは番組冒頭や中間に配置され、バラエティに富んだ構成となっていました。

個性豊かな出演者たち

司会はルー大柴が務め、レギュラー出演として、きたろう（シティボーイズ）、翔（横浜銀蝿）が番組を盛り上げました。さらに、ズッキーニちゃん（女優・小路川明子）、ルビちゃん（ルビー・モレノ）、大泉の母など個性豊かな面々が番組を彩りました。ゲストには、長江健次などの人気芸能人も出演し、番組に華を添えました。

放送局とスタジオ

『ルーキーショー・愛はかげろう』は、東京放送（現・TBSテレビ）をキー局に、静岡放送、中部日本放送（現・CBCテレビ）、RKB毎日放送でも放送されました。番組の収録には、日比谷シャンテのTBSスタジオが使用されました。このスタジオは、その後もいくつかの番組制作に使用されましたが、1994年10月の新本社への機能集約に伴い、廃止されました。本番組は、TBS日曜未明枠で放送された『SUPER WEEKEND LIVE 土曜深夜族』に続く最終作となりました。

短命ながら記憶に残る番組

わずか半年という短い放送期間でしたが、『ルーキーショー・愛はかげろう』は、個性的なMC陣とバラエティ豊かな企画で、多くの視聴者の記憶に刻まれました。公開お見合いという斬新な企画、そして個性豊かな出演者たちの掛け合いは、当時の人々にとって新鮮で魅力的なものだったと言えるでしょう。番組で使用された日比谷シャンテのTBSスタジオも、番組の歴史とともに、今では懐かしい思い出となっています。短命に終わった番組ではありますが、その存在は、日本のテレビ史において、独自の足跡を残していると言えるでしょう。

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