ルードヴィッヒ革命

ルードヴィッヒ革命

由貴香織里による漫画作品で、『別冊[[花とゆめ]]』にて連載されていました。グリム童話をモチーフにしており、各童話を王子ルードヴィッヒの目線から独自の解釈で描く、異色の作品です。

続編として『ルードヴィッヒ幻想曲』も発表されており、こちらはグリム童話に留まらず、アンデルセン童話や竹取物語など、幅広い物語を題材としています。

ストーリー

物語の中心となるのは、某国の王子ルードヴィッヒ。端麗な容姿と明晰な頭脳を持つ一方、サディスティックな性格で周囲を巻き込むトラブルメーカーです。

父王から隣国の姫を口説き落とすよう命じられますが、失敗に終わります。その後、自分に相応しい花嫁を探すため、従者のヴィルヘルムと共に旅に出ることに。しかし、出会う花嫁候補は皆、一癖も二癖もある女性ばかりでした。

一方、ルードヴィッヒの国では、異母弟を名乗るユーリウスが現れ、王位継承権を脅かそうと暗躍していました。

登場人物

ルーイ一行

ルードヴィッヒ (ルーイ)

主人公。外見は完璧だが、性格は最悪。理想の花嫁を求めて旅をします。初期設定では死体愛好家でしたが、後に変更されました。PENICILLINのHAKUEIがモデル。

ヴィルヘルム (ヴィル)

ルーイの従者。お人好しで苦労性な常識人。幼馴染のリゼッテに想いを寄せています。ルーイの裏の顔も理解し、彼に忠誠を誓っています。

ドロテア

各童話に登場する魔女。巨乳でドM。ルーイのサディズムに惹かれ、勝手に同行します。魔力でルーイをサポートします。

リゼッテ / 赤ずきん

ルーイとヴィルの幼馴染。明るく優しいが、内面は策略家。過去の出来事から殺し屋となり、ルーイを狙います。赤ずきんの異名は、両親の血で染まったずきんに由来します。

ヘンゼルとグレーテル

幼い頃ルーイと出会った兄妹。貧困のため親に捨てられ、殺し屋として生きています。ユーリウスに雇われルーイを狙いますが、ルーイが恩人だと気づき協力します。

ルーイの国の関係者

王

ルーイの父。最初は悪王でしたが、次第にギャグキャラに。妻のアマルベルガに頭が上がりません。

アマルベルガ

ルーイの母。ドSな女王様。かつて「虐殺女王」として恐れられていました。

ペトロネラ

王の愛人。ユーリウスを利用し、王国を乗っ取ろうと企む魔女。

その他

物語には、白雪姫、いばら姫、ラプンツェル、灰かぶりなど、様々な童話の姫君が登場します。また、ユーリウスは当初男装の姫として描かれており、作者からも姫君としてカウントされています。

書誌情報

単行本

ルードヴィッヒ革命（全4巻）
ルードヴィッヒ幻想曲（全1巻）

ドラマCD

* ルードヴィッヒ革命（白雪姫、荊姫を収録）

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