レイナルド・ロペス

レイナルド・スターリング・ロペス・ケリー選手のプロ野球キャリア

レイナルド・スターリング・ロペス・ケリー、1994年1月4日生まれのドミニカ共和国出身のプロ野球選手です。現在、MLBのアトランタ・ブレーブスに所属する投手で、右投右打の選手です。彼の投球スタイルやキャリアを振り返ってみましょう。

プロ入りとナショナルズ時代

2012年の6月、ロペスはワシントン・ナショナルズと契約し、プロキャリアがスタートしました。初年度は、ルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ナショナルズでデビューし、5試合の登板で1勝1敗1セーブ、防御率は3.38でした。この年はまずまずの滑り出しでしたが、翌2013年はA-級オーバーン・ダブルデイズとA級ヘイガーズタウン・サンズでの試合で、成績が振るわず、2試合の先発で0勝1敗、防御率16.88という厳しい結果となりました。

しかし、2014年には復調し、同じくA級の二球団で16試合に先発し、7勝3敗、防御率1.08をマーク。70奪三振を記録しました。2015年はA+級ポトマック・ナショナルズで19試合に先発し、6勝7敗、防御率4.09を記録しました。

2016年にはAA級のハリスバーグ・セネターズで開幕を迎え、6月にはAAA級シラキュース・チーフスに昇格。その後、7月にはオールスター・フューチャーズゲームにも選出されました。同年7月17日、メジャーデビューを果たし、始めての試合では先発として登板しましたが、6失点しました。それでも、9奪三振を奪ったことで、そのポテンシャルの片鱗を見せつけました。その後、8月13日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャー初勝利を挙げ、2016年シーズンを通じて11試合に登板し、5勝3敗、防御率4.91を記録しました。

ホワイトソックス時代

ロペスは2016年12月、アダム・イートンとのトレードでシカゴ・ホワイトソックスに移籍。最初の年である2017年はAAA級シャーロット・ナイツでプレーし、22試合で6勝7敗、防御率3.79を記録しました。メジャーでは8月から先発ローテーションに入り、8試合に登板し3勝3敗、防御率4.72でした。

2018年には先発ローテーションに定着し、32試合で7勝10敗を記録。2019年シーズンでは10勝15敗、防御率5.38と、MLBで最長の本塁打を allowed した一方で、最もゴロ率が低い成績を収めました。2020年は8試合で1勝3敗、防御率6.49と振るわず、2021年はスウィングマンとして20試合に出場し、4勝3敗、防御率3.43という安定感を見せました。2022年はブルペンでの仕事が多く、61試合に登板して防御率2.76の好成績を記録しました。

エンゼルスとガーディアンズ時代

2023年の7月27日、ロペスはカイ・ブッシュ、エドガー・クエロとのトレードでロサンゼルス・エンゼルスに移籍しました。エンゼルスでは活躍が期待されましたが、8月31日にクリーブランド・ガーディアンズに移籍することになりました。このトレードは、ナショナルズ入団以来3度目の同時トレードという特異なものでした。

ブレーブス時代

2023年11月、彼はアトランタ・ブレーブスと契約し、3年総額3,000万ドルの契約を締結しました。契約には球団オプションも含まれ、選手としてのキャリアを新たなステージに進めました。

投手としての特徴

ロペス選手の投球スタイルは強気で、最速99.8mph（約160.6km/h）の速球と平均90mph中盤のスライダーが特徴です。これらのピッチを駆使して空振りを奪う一方で、本塁打を打たれるケースも多く、特にリリーフ向きの選手とされています。

プロ野球界で多くの経験を積んだロペス選手の今後に、ますます期待が寄せられます。

もう一度検索