レイ・スコット

ジョン・レイモンド・"レイ"・スコット

ジョン・レイモンド・"レイ"・スコット（John Raymond "Ray" Scott, 1938年7月12日 - ）は、アメリカ合衆国出身の元プロバスケットボール選手であり、後に指導者としても活躍した人物です。ペンシルベニア州フィラデルフィアで生まれ、ミシガン州スポーツ殿堂入りを果たしています。

選手としての経歴

ポートランド大学卒業後、1961年のNBAドラフトで全体4位という高い評価を受け、デトロイト・ピストンズに入団しました。ピストンズでは、ベイリー・ハウエルやウォルター・デュークスといった選手たちと共に、強力なフロントラインを形成し、毎年のように平均ダブルダブルを記録する活躍を見せました。ルーキーイヤーから13.3得点11.1リバウンドと平均ダブルダブルを達成し、その才能の片鱗を見せつけました。3年目には17.6得点13.5リバウンドまで成績を伸ばし、1965-66シーズンにはキャリアハイとなる平均17.9得点を記録しました。

その後、ボルティモア・ブレッツを経て、NBAのライバルリーグであったABA（アメリカン・バスケットボール・アソシエーション）のバージニア・スクワイアーズに移籍し、1971-72シーズンを最後に現役を引退しました。

NBA/ABA通算成績は、11シーズン811試合に出場し、11,629得点7,979リバウンド、平均14.3得点9.8リバウンドという記録を残しました。この数字は、彼の選手としての卓越した能力と、長年にわたる活躍を物語っています。

指導者としての経歴

現役引退後の1972-73シーズンから、古巣であるピストンズのヘッドコーチに就任しました。翌1973-74シーズンには、前シーズンから大幅に勝ち星を伸ばし、52勝30敗という好成績を収め、NBA最優秀コーチ賞を受賞しました。この受賞は、彼の指導者としての才能を高く評価するものでした。しかし、その後はチームの成績が振るわず、1975-76シーズン中にコーチ職を解任されました。

コーチ通算成績は、4シーズン281試合で147勝134敗、勝率.523でした。

レイ・スコットは、選手としても指導者としても、バスケットボール界に大きな足跡を残した人物です。彼のNBA最優秀コーチ賞の受賞は、彼の指導者としての能力を示すものであり、多くの人々に感動を与えました。

個人成績

レギュラーシーズン
プレーオフ

コーチ戦績

NBA

脚注

外部リンク

Basketball-Reference.com

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