レオネル・カンポス

レオネル・カンポス：ベネズエラ出身、波瀾万丈な野球人生を歩む右腕

レオネル・エンリケ・カンポス・リナレス（Leonel Enrique Campos Linares）は、1987年7月17日生まれ。ベネズエラ・トルヒージョ州バレラ出身のプロ野球選手（投手）です。右投右打。

プロ入りとMLBでの挑戦

2010年12月21日にサンディエゴ・パドレスと契約しプロ入り。2011年にA-級でデビューするも、右肘の故障でトミー・ジョン手術を受けました。2013年にはA級、AA級で好成績を残し、2014年9月1日にメジャーデビューを果たします。ダイヤモンドバックス戦で、0.2回を無安打無失点に抑え、メジャーの舞台に足跡を残しました。

2016年には自己最多の18試合に登板。その後、トロント・ブルージェイズへ移籍し、2017年にはWBCベネズエラ代表にも選出（実際には参加せず）。MLBでの実績を積み重ねていきました。

広島東洋カープでの挑戦

2017年オフにクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結びましたが、広島東洋カープが獲得を目指し、契約解除。2018年、広島に入団しました。しかし、1試合の登板に終わり、同年オフに契約解除となりました。

現在

広島退団後は、ベネズエラのウィンターリーグ（LVBP）でプレー。2021年からは、メキシカンリーグのレオン・ブラボーズに所属し、活躍の場を広げています。

プレースタイル

最速150km/hを超える速球と、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を操る本格派右腕。MLBでの経験も豊富で、安定した投球が持ち味です。NPBでの登板機会は少なかったものの、その実力は高く評価されています。

詳細情報

初登板 (NPB): 2018年5月22日、対読売ジャイアンツ6回戦（宇都宮清原球場）
背番号: 57（2014年 - 2016年）、60（2017年）、70（2018年）

人物

苦労人として知られ、トミー・ジョン手術からの復活、MLBでの挑戦、そしてNPBでの短い期間など、様々な経験を乗り越えてきました。常に前向きな姿勢で野球に取り組み、ベネズエラの人々にも勇気を与えています。今後の更なる活躍が期待される選手の一人です。

もう一度検索