『レギュラーSHOW〜コリない2人〜』
『レギュラーSHOW〜コリない2人〜』(原題:Regular Show)は、アメリカの
カートゥーン ネットワークが制作した人気テレビ
アニメーションです。
2010年から
2017年にかけて放送され、
プライムタイム・エミー賞にノミネートされた作品でもあります。原作は、
アニメーターのJ・G・クインテルで、彼は『
キャンプ・ラズロ』や『フラップジャック』などの制作にも関わっていました。
構想とキャラクターの誕生
このアニメの多くの要素は、クインテルの大学時代の経験からインスパイアされたものです。特に彼が
カリフォルニア芸術大学に在学していたころの短編作品からキャラクターが生まれ、その中でもモーデカイとリグビーの2人は特に印象強いです。クインテルは大学時代に制作した映画『The Naive Man from Lolliland』や『2 in the AM PM』を参考にし、キャラクターを再構成しました。
モーデカイは
アオカケスで公園の管理人、リグビーはお調子者の
アライグマです。この2人は、仕事をサボったり遊んだりすることが好きで、設定もユーモラスです。彼らは、仕事の合間に様々なトラブルを巻き起こしながらも、仲間たちとの友情を深めていきます。
制作過程とスタイル
番組の制作には、ストーリーボードと手描き
アニメーションが利用され、1エピソードが完成するのに約9ヶ月を要します。作品のスタイルは、クインテルが過去に関わったアニメの影響を受けており、特に『
ロッコーのモダンライフ』や『
ザ・シンプソンズ』からの影響が見られます。さらに、彼の幼少期に楽しんだゲームやイギリスのコメディ番組もスタイルに影響を与えています。
日本での放送
日本では『レギュラーSHOW〜コリない2人〜』は
2013年9月に放送が開始されました。その後、
カートゥーン ネットワークで人気を博し、2021年には新エピソードが日本語字幕版で再び放送されるなど、根強い人気を持っています。
あらすじ
物語は、モーデカイとリグビーが公園での管理職に就任し、日常の中で様々なトラブルや喜劇を繰り広げる姿を描いています。彼らは仕事を放置し、遊びや怠けることを優先し、時には上司ベンソンに怒られたり、仲間たちと楽しむ姿が微笑ましく描かれています。これにより、さまざまなキャラクターとの相互作用が生まれ、ストーリーをより面白くしています。
登場人物
- - モーデカイ: 良心的な性格で、リグビーの行動をしばしば諭しますが、結局は彼と共に遊びます。過去には美術大学に通っていた経験があります。
- - リグビー: 子供っぽい性格のアライグマで、モーデカイと共に様々な冒険に挑みます。彼の口が達者で、友人たちにアドバイスをする一方でトラブルも引き起こします。
- - ベンソン: 公園のマネージャーで、モーデカイとリグビーの行動に頭を悩ませています。
- - キャンディ: 公園のオーナーの息子で、純真な性格ですが騙されやすい部分もあります。
このように『レギュラーSHOW〜コリない2人〜』は、ユニークなキャラクターと斬新なアイデアで、観る者を楽しませる内容が盛りだくさんです。希望を持って働き続ける主人公たちの姿が、多くのファンに愛され続ける理由の一つでしょう。