レクサス・NX

レクサスNX：都市を駆ける高級クロスオーバーSUV

レクサスNXは、トヨタ自動車が展開する高級車ブランド「レクサス」が販売するクロスオーバーSUVです。その洗練されたデザインと、走行性能の高さから、多くの支持を集めています。

初代NX（AZ10型、2014年 - 2021年）

「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに開発された、レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVです。従来のRXよりも全長・全幅が大きいのが特徴です。

パワートレイン:
NX200t（後にNX300に改称）：レクサス初のターボエンジン搭載車。新開発の2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載し、6速ATと組み合わされます。
NX300h：アトキンソンサイクルを採用した2.5L直列4気筒エンジンと高トルクモーターを組み合わせたハイブリッドモデル。
F SPORT:
スポーティバージョン。NAVI・AI-AVSやパフォーマンスダンパーを標準装備し、乗り心地や操縦安定性を向上させています。
AWD:
NX200t：ダイナミックトルクコントロールAWDを採用。走行状態に応じて前後輪のトルク配分を自動制御します。
NX300h：E-Fourを採用。
安全装備:
プリクラッシュセーフティシステム、レーンディパーチャーアラート、ブラインドスポットモニターなどをメーカーオプションで設定。
レーダークルーズコントロールはアイドリングストップとの連携機能付き。
2017年のマイナーチェンジで、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全車標準装備化。


年表

2013年9月: フランクフルトモーターショーでコンセプトカー「LEXUS LF-NX」を発表。
2014年4月: 北京モーターショーでモデルを公式発表。
2014年7月: 販売開始。NX200tとNX300hの2モデル展開。
2015年5月: ボディカラーの設定を変更。
2016年8月: 一部改良。ボディカラーの追加、LTE通信への対応など。
2016年11月: 特別仕様車「Urban Style」を発売。
2017年9月: マイナーチェンジ。デザイン変更、安全装備の拡充、ターボモデルの名称変更など。
2018年8月: 一部改良と特別仕様車「Black Sequence」を発売。安全運転支援システム「ITS Connect」を新設定。
2019年4月: 一部改良。「Lexus Safety System +」の機能強化、アクティブコーナリングアシストを全車標準装備。
2020年1月: 特別仕様車「Bronze Edition」を発売。
2020年7月: 一部改良と特別仕様車「Spice & Chic」、「Cool & Bright」を発売。パーキングサポートブレーキを標準装備、マルチメディアシステムをアップデート。

2代目NX（AZ20型、2021年 -）

2代目NXは、走行性能、デザイン、先進技術を全面刷新した次世代レクサスの第1弾モデルです。TNGAのGA-Kプラットフォームを採用し、より高い走行性能と快適性を実現しました。

パワートレイン:
NX450h+：レクサス初のプラグインハイブリッド車。外部給電機能も搭載。
NX250：2.5Lダイナミックフォースエンジン搭載のガソリンモデル。
NX350：2.4Lターボエンジン搭載のガソリンモデル。
NX350h：2.5Lダイナミックフォースエンジン搭載のハイブリッドモデル。
デザイン:
リアデザインはL字ロゴから「L E X U S」のバラ文字ロゴに変更。
次世代LEXUS車のカタログは、Styles、Selections、Lexus Dealer Optionの3部構成に。

年表

2021年10月: 日本でフルモデルチェンジを発表。
2022年春: 室内のアンビエントライトの減光処置が廃止。
2023年3月: 一部改良。ボディ剛性の強化、サスペンションのチューニング、安全装備の拡充など。
2024年2月: 年次改良。Fスポーツモデルにヘーゼル内装色を追加、「OVERTRAIL」パッケージを新設定。走行制御の改良、フェンダーアーチモールの標準装備化など。

車名の由来

「NX」は、「N nimble(素早い、爽快な) X Crossover」に由来。
* 数字は排気量や動力性能を、アルファベットはモデルの種類を表しています。



レクサスNXは、その進化とともに、常に最新の技術とデザインを取り入れ、都市を駆け抜けるための洗練されたクロスオーバーSUVとして、その地位を確立しています。初代から最新モデルまで、それぞれの特徴を理解することで、NXの魅力をより深く味わうことができるでしょう。

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